商品開発のアイデア創出へ 岩倉市商工会、岩倉総合高と産学連携
【尾東】岩倉市商工会は、愛知県立岩倉総合高校と「産学連携に関する協定」を締結した。会員企業の新商品開発へのアイデア創出や課題解決などで互いに協力する。 同商工会と岩倉総合高校は2023年4月から、産学連携プロジェクトを進めている。ことし1月、同商工会の会員で、軟包装パッケージメーカーのカウパック(本社岩倉市)が、生徒のアイデアを生かしたプラスチックシート製のパウチホルダーを開発。8月には、愛知県豊山町の飲食店・キッチンくまのタルタルソース販売用に製作したパッケージが「2024日本パッケージングコンテスト」で包装アイデア賞を受賞している。今後の産学連携活動の円滑化に向け、協定の締結を決めた。 同校で締結式が開かれた。岩倉総合高校の武田和男校長は「この協定が地域社会の発展や人材育成、学術の振興に寄与することを期待している」とあいさつした。岩倉市商工会の山田幹夫会長は「企業の商品開発に関わることは、生徒の皆さんが職業に就いた時の大きな経験となると確信している。商工会は企業と高校との架け橋になる」と話した。