現れた「シリーズ男」 2勝2敗のタイに持ち込んだDeNAで31歳外野手の奮闘が話題「日本一まで連れていって」
10月30日に行われた「SMBC日本シリーズ2024」第4戦(みずほペイペイ)はDeNAがソフトバンクに5-0と大勝。このシリーズ2勝2敗のタイとした。 【動画】森は相手エース、菅野の変化球に食らいつき、貴重な先制打を放った 先発のアンソニー・ケイの好投が大きかった。PSに入って好投を続ける助っ人左腕は初回先頭の柳田悠岐を2球で追い込むと外角低めのスライダーで空振り三振、続く周東侑京も外角低めのスライダー、3番の栗原陵矢をツーシームで三振で打ち取り、圧巻の三者連続三振でスタート。序盤3イニングを無安打、6奪三振と圧巻のパフォーマンスで強力ソフトバンク打線を封じ込める。 スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球で的を絞らせなかった。7回0封と試合を作ると、打線では「シリーズ男」になりつつある、ベテラン、桑原将志が連日、存在感を示した。 7回に左越え2点二塁打を放つなど、3安打の猛打賞。日本シリーズ打率を「.421」とした。 前日の第3戦でも初回先頭の打席で右翼線への二塁打をマーク、2回は正木智也の正面の打球をダイビングキャッチと攻守にわたって奮闘。さらに同点で迎えた5回先頭の打席では2番手、大津亮介のファーストストライクを仕留め、勝ち越しソロを左中間スタンドへ放り込んだ。 前回2017年の日本シリーズにも出場、ポストシーズンの戦いの厳しさを知るベテランは本拠地で連敗後のミーティングで選手たちに向けて「悔しくないんか?」と、魂のゲキを飛ばしたことも伝えられている。 この日も7回4点のビッグイニングを演出する2点適時打と陰のチームリーダーとして気を吐いた。敵地で意地の2連勝と息を吹き返した裏にはベテランの攻守にわたっての奮闘が大きかった。 桑原のこの活躍にはSNS上でもファンの間から「マジでかっこいい」「桑原はガチ」「ガッツマン、素敵すぎる」「日本一まで連れていって」など、活躍をたたえる声が続々と上がっている。 勝負の第5戦も頼もしいリードオフマンがチームをけん引する。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]