小池都知事が定例会見3月4日(全文1)あまり無邪気にやっているのはどうかな、と
3月10日は東京都平和の日
もう1点あります。3月10日、来週です。3月10日が東京都平和の日となっております。77年前の3月の10日にありました、10万人ともいわれる貴い命が奪われたのが東京大空襲、その日になるわけです。毎年この日に墨田区の都立横網町公園内の東京都慰霊堂で都内戦災ならびに関東大震災の遭難者、春期慰霊大法要が行われております。新型コロナウイルス感染拡大の防止のためにも、今年も規模を大幅に縮小して実施をされます。3月10日は大法要に参列いたしまして、貴い命奪われた全ての御霊のご冥福をお祈りすることといたしております。 その後、同じ日ですが都庁の第一本庁舎の大会議場にて、第32回の東京都平和の日記念式典を執り行う予定といたしております。多くの都民の貴い犠牲、そして先達たちの懸命の努力の上に築かれた今日の平和であります、繁栄であります。これらをしっかりと次の世代に引き継ぐ誓いを申し上げるという、そういう式典になります。この式典もコロナの観点から、感染拡大防止の観点から規模の縮小、それからライブ配信で行います。都民の皆さま方には犠牲となられた方々に哀悼の意をささげると。式典開始の午後2時に合わせまして1分間の黙祷、お願いをすることとなっております。 以上、合わせまして4点、私のほうからお伝えをいたしました。それでは、はい、よろしいですか。 共同通信:ありがとうございました。 小池:共同通信、【イトウ 00:15:47】さん、今月の代表ということで、幹事社、よろしくお願いいたします
核共有の議論は始めるべきか
共同通信:ありがとうございました。それでは幹事社のほうから3点まとめてお伺いします。1点目はまん延防止等重点措置についてです。政府は本日、東京など18都道府県について、まん延防止等重点措置の21日までの延長を正式決定します。知事は医療提供体制やワクチンの接種状況など、措置を解除するための具体的な基準を明確にするよう政府に求めていますが、今後、都としてどういう状況になれば国に解除を要請するのか、独自の指標を設けるお考えはありますでしょうか。 2点目です。2点目はウクライナ情勢を巡る核共有の議論についてです。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、アメリカの核兵器を国内に配備して共同運用する、核共有政策の議論を始めるべきだという声が一部であります。政府は非核三原則堅持の立場から議論を否定していますが、知事のお考えをお聞かせください。 3点目、参院選についてです。都民ファーストの会の荒木代表が夏の参院選に東京選挙区からの出馬を表明しました。知事の受け止めと、どのような形で支援されるご意向なのか、お聞かせください。以上です。よろしくお願いします。 小池:それでは最初に、コロナに関連して、まん延防止等重点措置解除の基準等でありますけれども、基準については、まず、国のほうに、まずは解除基準を明確にしてもらいたいということと、あと、ワクチンの追加接種、ブースター接種ですね、これの進捗などが直接関連してくるかと思いますので、これが医療逼迫の改善につながるということも期待されておりますので、これ、こういった数値や考え方などを示してもらうように。また、都として、今後の感染や医療提供体制の状況やワクチンの追加接種の進捗を踏まえまして、専門家の意見を勘案していく必要があるというふうに考えております。そして、今申し上げたような幾つかのポイントがあろうかと思いますので、それについて総合的な判断を含めて、幾つかのアイテムをよく精査していくということかと思います。 それから、ウクライナ情勢でありますけれども、まず、基本的に、今回のロシアによる一方的なウクライナの侵略によって、一方的に力で現状を変えていくということについては強く抗議をする必要があるし、またそれが国際社会への、また、民主主義への挑戦であるという観点から、いかに国際社会が連携をしていくか、連帯するかっていうことが大きなポイントになってくるというふうに考えております。