J2得点王FWの最優先は「海外でやりたい」 23Gの逸材が去就に言及「ステップアップできれば」
千葉FW小森飛絢が去就に言及
J2ジェフユナイテッド千葉のFW小森飛絢は、今オフの移籍市場で去就が注目されている。国内外のクラブからのオファーが報じられているが「海外でやりたい思いもある」と、国外でのプレーを最優先に考えていることを明かした。 【動画】「ピクシー彷彿」 小森飛絢がPA内で衝撃リフティングドリブルの瞬間 「日本プロサッカー選手会(JPFA)アワード2024」で、J2最優秀選手に選ばれた小森は、リーグ最終戦の山形戦に0-4で敗れた後、スタンドのファンに挨拶に向かった際に号泣し、悔しさをあらわにした。個人としては今シーズンのJ2でリーグ戦38試合に出場し、23得点を決めるという大活躍を見せたが、チームを悲願のJ1昇格には導けなかった。 授賞式後の囲み取材に応じた小森は、思い描いている自身キャリアについて「自分は海外でやりたいっていう思いもありますし、そこで活躍して日本代表、また海外のビッグクラブでやりたいビジョンがあるので、それに近づけるように得点もそうですが、ステップアップできればいいなと思います」と、思いを語った。 このタイミングで欧州移籍となると、シーズン途中での移籍となる。J1からもオファーがあるとされる小森だが、「できるならば海外に行きたいという思いがあるので、そこから考えています」と、海を渡ることが最優先であると明かした。 2024年1月1日は午前0時に千葉残留を発表して話題となったが、「そういうの(発表のタイミング)は何も考えていない」と話しており、2年連続の年明け去就発表はないようだ。授賞式では「好きなチームはリバプール。プレミアリーグでやってみたい」と、具体的なクラブ名も挙げて夢を語っていた千葉の10番が、J2から一気に欧州へはばたくことになるのか、その去就にますます注目が集まる。
河合 拓 / Taku Kawai