ブルーインパルス 最接近する際の間隔「速度約800km/hで約90cm」に小山薫堂&宇賀なつみも驚愕
放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。2月4日(日)の放送は、番組企画「音の風景印」の宮城県東松島市・ブルーインパルス編をお届けしました。
◆“音”で楽しむ番組企画「音の風景印」
“音”で楽しむ新企画として、昨年スタートした「音の風景印」。前回の放送でお届けした宮城県東松島市編に引き続き、今回は同市にある航空自衛隊 松島基地からブルーインパルスの音をお届け。 耳をつんざく轟音の後に6機のブルーインパルスが大空へと飛び立つと、青空をキャンバスに、さまざまな模様を描いていきます。 航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで披露する華麗なアクロバット飛行で、多くの人々を魅了してきたブルーインパルス。その歴史は長く、1960年8月に、浜松基地第1航空団第2飛行隊内に「空中機動研究班」として誕生したのが始まりです。 その由来について、松島基地・広報班の藤江卓弥(ふじえ・たくや)さんは「皆さんに、航空自衛隊のことを知ってもらい、興味を持ってもらうことが始まりでした。ブルーインパルスの任務は、いまも変わっていないと思うんです」と話します。 ブルーインパルスのパイロットになるには、高い操縦技術が求められるのはもちろんのこと「一般の方々と接する機会もすごく多いので、社交性なども選抜の判断要素のひとつだと聞いています」と藤江さん。 ブルーインパルスのパイロットの任期は3年で「1年目は前任者である師匠から(アクロバット飛行の)技を受け継ぐ1年で、2年目は受け継いだ技術を使って展示飛行する1年、そして最後の1年は次の後任の者に対して技を伝承する1年という、3年ローテーションで動いています」と解説します。
自衛隊員として日本各地に赴任した経験を持つ藤江さんは、そのなかでも現在配属されている松島基地は「特別」といいます。というのも、「地元の方々が、航空自衛隊の基地に対して、こんなにも思いを馳せていらっしゃるというのは、ここが初めてでした。私はここに来てまだ1年半なので、当然、東日本大震災をここで経験したわけではありませんが、ご年配の方々から『あのときは松島基地の人たちにいろいろとお世話になってありがとうね』とおっしゃっていただくんです。当時、私は直接現場にはいませんでしたけれど、そういった言葉をいただくことが多くて。ですので、松島基地は、東松島市をはじめ、周辺の自治体の方々にとって必要とされているんだなとすごく感じます」と思いを語ってくれました。