「また道は開ける」不登校から立ち直った卒業生も…“学校生活をやり直せる学校”分教室「ねいろ」世田谷区独自の取り組みとして注目
卒業式は涙流す保護者も
前田校長によると、「ねいろ」では卒業式だけでなく、入学式に自分の子供の姿を見るだけで感極まって涙を流す保護者も少なくないそうだ。 最後に「ねいろ」の23年度卒業生の言葉を紹介する。 「高校に進学したら、私は勉強も部活動も友達作りに頑張ります。 もしかしたらまた不登校になるかもしれません。しかし私は不登校になってもまた道は開けると考えています。それは私たちには不登校になったけれど、ねいろ分教室で元気になった経験があるからです。打たれても立ち上がる。その経験を通して私たちは強くなりました。」 ほんの一例に過ぎないかもしれないが、この取り組みが成功例として、全国にいる不登校の子どもの立ち直りにつながることが期待されている。 (フジテレビ社会部 大塚隆広)
大塚隆広