小池都知事が定例会見5月28日(全文2完)延期するとまったく異なる大会に
宣言下でも開催可能と考えているのか
東京新聞:すいません、東京新聞の岡本です。オリンピックについて伺います。先日IOCのコーツ委員長が緊急事態宣言下でも大会は開催できるというお考えを示されましたけれども、知事としても宣言下であっても大会の開催は可能だというふうにお考えでしょうか。 小池:基本的にコーツ委員長がおっしゃったのは、緊急事態宣言下でテストイベントも多々開かれておりました。それによってスムーズにテストイベントが行われたという事実に基づいておっしゃっているかと思います。一方でファクトブックなどもさまざまなアドバイスも、新しいアドバイスも加えて、このあとブラッシュアップされるものになっていくわけでありまして、それらのことを踏まえて、水際対策ですね、ここはもう国の責任でしっかりやってもらわないといけません。 そしてまた、これまでの各種の国際大会が、日本以外でも開かれていて、そしてそういった方々はIF、NF、それぞれ、そういった国際大会の、コロナ禍における国際大会の参加の仕方と行動の規範ということについては熟知された人が、基本的にそういった方々になるということも含めて、コーツ委員長はお話しされたのではないかなというふうに思っております。 現実的に今も国際大会、さまざま開かれております。それに加えてワクチン接種であるとか、それからメディアの方を含めてどういう行動をされるのかといったようなさまざまなルール、これらをお守りいただくと、【アクレディ 00:29:43】にも関係してきますので、それらについてのルール設定、そしてそれを守っていただくということがベースのお答えだったのではないかというふうに考えております。
延期は難しいと考えているのか
東京新聞:知事も基本的にはそういう対策をしっかり取った上であれば、開催はする方法はあるのではないかというふうにお考え、同じようなお考えでいらっしゃるということでしょうか。 小池:しっかりと安全・安心を守っていける大会にしていく、それがまずベースだと考えております。 東京新聞:先ほど延期について、別物の大会になるというふうにおっしゃいましたけれども、それは難しいのではないかというふうに考えているということでいいんでしょうか。 小池:そうですね。基本的には難しいと思います。私、ウエイトリフティングの会長をやっておりました。そうすると毎回、選手の方は4年に1回の体調をそこに合わせられるんですね。今回、1年延長されたことによってモチベーションから体力維持から、ありとあらゆることを設定しなくてはいけない。ましてや床から、スナッチっていうんですけれども、上にぴゅーっと挙げる競技、これ、約1.5秒なんですね。そこに4年間掛けておられるところにプラス1年ということになりますと、選手そのものが変わってきてしまうということで、その意味で別物ということを申し上げたのは、私のNFの長を、名誉職というよりも私はかなり、本当に、みんなに頑張れという思いで応援してきましたので、逆に選手の思いというのはよく分かって、またコーチ、監督もそういうことでずっとタイミングを考えながらやっておられる。また、国際大会に行くときは今回のルールブックにあるようなことをみんな守ってやっているということであります。 いずれにしましても選手が変わってしまうというのは、そういう意味で別物だと思います。以上です。 司会:本日の記者会見は終了いたしました。ありがとうございました。記者会見、終了してございます。ご協力ありがとうございました。本日の記者会見は終了しております。ご協力ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見5月28日