小池都知事が定例会見5月28日(全文2完)延期するとまったく異なる大会に
経済動かすべきとの思いもあるのか
朝日新聞:ありがとうございます。もう1点なんですが、前回、延長要請を行った際は、知事は措置の内容をとても緩める状況にはないっていうふうに明言されていたんですけれども、今、その状況についてはどういうふうに考えていらっしゃるかということと、あときのう、公明党や都民ファーストの会からは、映画館に対する要請内容を緩めてほしいというような要望もありました。人流を抑えていかなきゃいけないっていう思いとはまた別に、ある程度そろそろ経済を動かしていかなきゃいけない、そういうような思いもあるのでしょうか。この辺についてご説明いただけますでしょうか。 小池:それらについては夜、またあらためて措置として皆さま方にお伝えしたいと思います。 朝日新聞:はい、ありがとうございました。
五輪中止や延期の必要性をどう考えているのか
読売新聞:読売新聞社の菅原です。よろしくお願いいたします。今日の、先ほどの都民ファーストさんの談話の関係もあるんですけども、今日の都議会の文教委員会では中止を求める陳情というのも採択される予定で、一部会派は陳情に賛成するものと思われます。あらためて知事は中止や延期の必要性をどのように考えられるのかという点と、またさらに1年延期ってなると、会場や選手村の確保の問題に加えてアスリートのモチベーションの維持など、さまざま課題もあるかと思います。再延期というのはそもそも可能な選択肢なのかどうか、そこら辺を伺えればと思います。 小池:先ほど東京新聞さんの質問にお答えもしましたけれども、私、まだその幹事長談話なるものを正確には最後まで拝見しておりません。ただ、今ご質問の中にあったような趣旨であるならば、それは安全・安心な大会を開催するという点で変わりはないということから、齟齬がないということを申し上げたわけであります。 それから議会の動きはそれぞれ議会の皆さま方のお考えで進めておられる、さっきの会派の談話も同じことであります。それらのことについてはどういう流れになっているのか、あらためて今、私のほうで情報ございませんので、それについては議会の判断ということだと思います。 読売新聞:再延期の可能性の部分についてはいかがでしょうか。 小池:基本的には大会はまったく異なると思います。アスリートそのものも変わってくると思いますので、その点については別物と考えたほうがいいのではないでしょうか。