大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文2)2024年に「空飛ぶクルマ」実用化したい
「空飛ぶクルマ」への期待感は
読売新聞:8月のほうには実証実験の対象企業とかも決まりましたけども、これからどんどん「空飛ぶクルマ」が進んでいくことに関する期待についてお願いします。 吉村:実証実験、もう複数の企業が対象になって、そのうちにもSkyDriveも入ってたと思いますが、補助事業もスタートし、これは規制緩和も必要になりますが、大阪において、2025年の大阪・関西万博では「空飛ぶクルマ」が新しいモビリティとして行き交ってると。そして「空飛ぶクルマ」から瀬戸内を見たり、あるいは百舌鳥・古市古墳を見たり、いろんな可能性を秘めてると思います。今までは地上の鉄道であったり、タクシーであったり、バスであったり、車であったり、移動はなかなか空というのは飛行機ぐらいしかなかったわけですけれども、気軽に空という空間を利用した移動革命を大阪・関西万博を機に実現したいと思ってます。これができれば、これは単に移動の話だけじゃなくて、例えば災害なんかが起きたときにもさまざまな活用方法があるんではないかというふうに思っています。 まさに新たなこともチャレンジをするわけですけど、大阪から「空飛ぶクルマ」、これをぜひ実現させたいと思います。 司会:前段について部局から補足することないですかね。いいですかね。ほかに。では朝日さん。
基礎疾患以外の重症化リスクを教えて
朝日新聞:朝日新聞、久保田です。10代の死亡例に関してなんですが、先ほどおっしゃっていた重症化リスクというのは基礎疾患以外で複数の重症化リスクがあるということで、これ、可能な範囲で教えていただけますか。 吉村:これもちょっといろいろと内部でも議論させてもらったんですけど、固有のリスク要因を説明するというのは個人情報にも関することであるので、ちょっとここは説明控えたいと思います。ただ、複数の重症化リスクの因子をお持ちの方です。それは基礎疾患以外にです。そういう状況です。 朝日新聞:分かりました、ありがとうございます。最初の毎日新聞さんの質問にありましたが、政府がまとめようとしてる出口戦略、ワクチン接種率に合わせて出口戦略だったり行動制限の緩和の中に、ワクチン接種の証明をできた人に対してはさまざまな自粛要請の対象外にするというような案もあるようですが、これについては知事はどのようにお考えでしょう。 吉村:僕は基本的には賛成の立場ですが、これはただワクチンの差別、これがあってはいけないというふうに思っています。なので、やるのであれば期間限定をするべきだと思っています。そこをやはり明示していかないといけないんではないかというのが僕の考え方です。 開始時期についても、やはりワクチンを打ちたい人が、希望する方に打てる環境が終了した段階、整ったというか、希望者にワクチンが届いたときを開始時期にすべきだと思っています。というのも今、現状打ちたくても打てない人がたくさんいる中でこれを開始するということについては、僕は反対だしやめたほうがいいと思ってます。 これ、間違ったミスメッセージになると、これはワクチンを受けてない人自身もその輪に入って、どんどんこれは大丈夫じゃないかっていうことになると感染急拡大の可能性も十分あると思ってますし、ワクチンを受けれてない人だけが排除されると、しかもそれは自分の判断で受けてないんじゃなくて受けたくても受けれてないということで排除されるというのは、やっぱり絶対違うと思いますし。 なので、基本的には、いろんな実証実験をやるのはあり得るかも分かりませんけど、制度の開始という意味では全ての希望する方にワクチンが届いた時期を開始すべきだと思ってます。おそらく11月の末ぐらいになるのかなというふうには思っています。これは僕の考え方ですよ。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見9月8日 全文3に続く