実は簡単に育てられる!レモンの木の基本的な育て方とコツ
植え替え方法
レモンが成木になるには5年ほどかかります。屋内で育てている場合には2年に1度、成木になってからは4年に1度植え替えるとよいでしょう。成長のシーズンである春が植え替えに最適な時期です。 植え替えるときはプランターから木を静かに取り出します。ついている余分な土を払い落とし、前のものより2.5㎝から5㎝大きなプランターに入れます。新しい鉢植え用の土で隙間を埋めたら、十分に水をやりそのまま落ち着かせます。
トラブルシューティング
・害虫 レモンの木はとても丈夫で害虫は滅多に発生しませんが、まったくないわけではありません。時々カイガラムシ、コナジラミ、ハダニが発生します。これらの害虫を防ぐために定期的に湿らせた清潔な布で拭いてください。1週間おきに拭くのがおすすめです。必ず葉の両面を拭くようにしましょう。もし害虫が発生したらニームオイルで駆除できます。 ・根腐れ 多くの観葉植物と同様、根腐れはレモンの木にとって最大の敵です。水のやりすぎに注意しましょう。文字通り根が腐り、悪化すると回復は望めません。水やりの前に毎回必ず土の水分量を指で確認します。 ・花が咲くのに実がならない これは受粉不足の可能性が高いです。柑橘類の受粉は昆虫が行うので、もし庭に受粉を助ける虫を引き寄せる植物がないなら植えてみるといいでしょう。屋内では虫による受粉ができないので手助けが必要です。ブラウンは花をそっと揺らしたり、指ではじいたりするようアドバイスしています。
種から育てる木と店で買ってくる木の違い
種から上手に育てるには時間と労力がかかります。観賞用として楽しむだけでなくレモンを収穫したい場合は特にそうです。レモンの木は通常、実をつけ始めるまでに5年から7年、もっと長くかかる場合もあります。早く実を収穫したい場合には、木を買ってくるのがよいでしょう。途中まで成長した木は早く実を付け始め、その実も高品質です。とはいえ種から育てる木にも利点があります。あなたの家の環境により順応してくれるでしょう。