【オリックス】投手キャプテン務める5年目右腕「困った時に『ここは阿部しかおらん』って思われる選手になりたい」
オリックス・阿部翔太投手(32)が4日、“困った時の阿部”襲名を誓った。施設開きとなった大阪・舞洲の室内練習場に一番乗りで現れ、黙々とネットスローに取り組んだ。「(今季は)登板数やホールドなど、何かでキャリアハイを目指す。困った時に『ここは阿部しかおらん』って思われる選手になりたい」と、場面を問わずにフル回転する覚悟だ。 自己最多の49試合に登板した2023年からは一転、24年は17登板と苦しんだ救援右腕。「球速以上にキレのある真っすぐがなかった」と、持ち味である直球の質に課題を残した。「ファウルや空振りが取れる真っすぐ」を取り戻すため、今オフは例年より早めの仕上げを計画。「年齢的にどっちでもいいと言われても、僕は入るつもり」と、2月1日の春季キャンプ初日でのブルペン入りを視野に調整を進める。 「(昨年は)入ってから初めてBクラスで終わり、すごい悔しかった」と阿部。投手キャプテンも務める5年目の今季は「第一(目標)として、やっぱり優勝。僕を含め、全員で競争できれば」と、ハイレベルなチーム内争いでV奪還を目指す。(南部 俊太)
報知新聞社