スマホは視力を低下させる? 近視を進行させないためにできる2つの防止策
目を使うには「20-20-20ルール」で
―近視の進行を防ぐためにできることを教えてください。 アメリカでは「20-20-20ルール」といって、20分に1回、20秒間、20フィート(約6m)離れたところを見ることを推奨しています。 さらに1日の内、「屋外」で合計2時間以上、遠くを見る時間を作ることが大切です。残りの起きている時間で近くを見ていたとしても、近視の進行が抑制されると言われています。通学中や部活動、休み時間など最低15分くらいの細切れでいいので、目を休める時間を作ってください。 ―スマホの画面の明るさは視力に影響を及ぼしますか? 屋外は室内の10倍、100倍、時には1000倍の明るさになりますが、人間の目は明るさに順応できます。スマホの画面も不快なほど明るいのは疲れ目の原因になりますが、それほど気にしなくても大丈夫です。
くぼた・りょう 慶應義塾大学医学部卒。眼科医、医学博士。窪田製薬ホ―ルディングス株式会社代表取締役会長、 社長兼最高経営責任者(CEO)。「世界から失明を撲滅する」ことを目標にアメリカで起業。著書に『近視は病気です』(東洋経済新報社)。
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