生理のたび"メンタルが最悪"に。恋愛にも影響...。「PMDD」(月経前不快気分障害)に苦しんだ女性が、自身の体験談を明かす
適切な薬に出会えたことで一変した生活
今までの恋愛が難しかったのと同じように、PMDDは間違いなく私たち2人の関係を苦しませた。だが、『MAFS UK』に出たことが実は私の症状に思いもよらない形で役に立ったのだ。番組に加わった当初、私はまだ自分の症状の真相が何なのか悩んでいて、自分ではPMDDだと確信していたものの、正式には診断が下されていなかった。番組の舞台裏に控える心理学者が「あなたは診断を受けるべきでしょう。あなたが抱えている不安や感情は当然のこと」と言ってくれ、別の医師に全てを話すことをサポートしてくれた。私の体のことは私が一番よく知っていて、その話をしっかり聞いてもらうべきだということを私に叩き込んだ。 撮影終了後、私は婦人科医の診察を受け、その時ようやくPMDDの診断を下された。最も重要なのは、その時処方された薬で全てが変わったことだ。今の私は以前より感情をうまくコントロールできている。以前ほど敏感でなくなったので、キーランをより素直に感じられるようになった。まだ睡眠に悩みはあるものの、以前よりも長い日数、笑っていられる。本当に夢のようなことだった。 今だに、タイミングさえあえば子宮摘出手術を受けたいと思うことは全然ある。そのくらい、この障害は本当に私を苦しめたけど、今の薬を服用し始めてからは信じられないほどの違いが生まれた。もし初めから薬を服用していたら、私の『MAFS UK』の旅路はどれほど違ったものになっていただろうと思うと、ちょっとがっかりするほどだ。 番組に応募した小さな勇気をきっかけに、私はPMDDがあるとはどういうことかを世間に向けて表現することができたし、その障害を抱えながらデートする現実と共に、浮き沈みを晒すチャンスを与えてくれてくれた。 そして何より、私にはキーランのようなパートナーが必要だということを教えてくれた。私が抱える障害について知ろうとしてくれる意思があり、忍耐と思いやりを見せて接してくれる彼のような存在が、私には必要だったのだろう。長年自分の体や心と闘ってきた私が、ふたたび自分を愛せるようになるよう、こんなにもサポートしてくれたのだから。 『MAFS UK』が私の人生を変えるのはわかっていた。でも、まさか命まで救ってくれるなんて。あの時の私は、1mmも想像していなかった。
From: Cosmopolitan UK