高松商 砂場駆け下半身強化 選手提案、全長30メートル /香川
<センバツ2019> 高松商(高松市松島町1)のグラウンドに、トレーニング用の砂場ができた。下半身の強化を目的に設けられたもので、選手らが懸命に腕を振りながら砂の上を走っている。 三塁側ファウルグラウンドに設けられ、全長は約30メートル。足腰を強くしたいと香川卓摩投手(2年)が長尾健司監督に提案し、1日にできあがった。 砂の上を進もうとしても、足が深く沈み込んでしまう。次の一歩を踏み出すには力を込めて足を引き上げなければならず、通常のダッシュやランニング練習より負荷が増したトレーニングになる。センバツ開幕まで3週間足らず。短期間での強化を目指すにはうってつけだ。 選手たちは何種類ものスクワットをこなした後、総仕上げと言わんばかりに砂場へ。下半身をいじめ抜いた選手らの額には大粒の汗がうかぶ。増野快斗投手(1年)は「足が埋まらないように走るのはしんどくて、ふくらはぎがつりそうになる。投球時の地面を蹴る力につながるので、球威が増すと思う」と話していた。【潟見雄大】