【「EBISUMART」構築実績800サイト突破】インターファクトリー 三石取締役「サービスロゴ一新、安定感・信頼性を体現」
インターファクトリーは2024年12月、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」の構築実績が800サイトを突破したと発表した。カスタマイズ対応するSaaS型のECサイト構築システムでは、群を抜く実績を作り、独走している。さらに2025年1月には、同社が提供するサービスロゴを一新する。「EBISUMART」を中心にサービスを多角化してきた同社は、EC事業のインフラとして企業を支える「安定感」「信頼性」を体現するデザインに変更するとともに、サービス群の統一性や個性を分かりやすく表現する。取締役 三石祐輔氏に構築実績800サイト突破の振り返りや、サービスロゴ刷新の狙いを聞いた。 【画像】一新したサービスロゴ <難しい仕組みを地道に> ――構築実績800サイト突破に至った要因は? 当社はいち早くカスタマイズできるSaaS型のECサイト構築の仕組みを10年以上前から提供してきた。先行者メリットはあったが、技術的にはハードルの高い仕組みであり、これまでお客さまのサイトを構築・保守してきたメンバーの地道な努力のたまものだと思っている。 ビジネス面では、このクラウドの最新性と、カスタマイズの柔軟性を併せ持つ仕組みは、魅力的に見えるため、多くの企業が類似サービスを展開した。ただ、いくつもの企業がこの領域から撤退していったことからも、この仕組みを維持・成長させていく難易度の高さが分かると思う。 ――どのような企業が「EBISUMART」を導入したいと考えているのか? ここ1年ほどは、より顕著に、EC事業を本気で取り組んでいる企業からの引き合いが増えている。“本気”とは何かと問われると、2つの要素があると考える。 まず1つが、EC事業の予算がしっかり付いていること。もう1つがその事業に専任の担当者がいることだ。 この2つの要件を満たしている会社だからこそ、ぶつかる課題があり、その課題を解決できるという期待のもと、当社に問い合わせいただいているのだと思う。 コロナ禍にカートASPを導入してECに参入し、本気で取り組んだ結果、月商が1000万~2000万円を超えてきた企業が、その先の月商5000万、1億円を目指し、「EBISUMART」に移行する例も多い。 ――導入企業からはどのような要請が多いのか? 企業により要望はさまざまだが、「実店舗とどう連携するのか」「たまった顧客データをどう活用するのか」などデータ+販促のニーズは高まっている。 企業の経営や事業の目標を達成するためのデジタル戦略の骨子としてECの仕組みを活用したいという要望が増えている。ECがより事業の本流に近づいている証だろう。