ドラッグストアで気軽に買える「漢方薬」。40代からのイライラ・ストレス・更年期障害...なにを選んだらいいの? おすすめを聞いてみました!
生薬の選定から製造過程まで徹底的にこだわった漢方薬
「西洋薬では対応しきれない不調にも対応できる」という認識は、「漢方に関心はあるけど、まだ試したことがない」層を大きく動かすきっかけに。そこで、漢方についてもっと知りたいという人のために、漢方セラピーシリーズの特徴を紹介します。 Q:漢方セラピーシリーズの最大の特徴を教えてください 漢方セラピー最大の特徴は、効能・効果を表記したパッケージです。この特徴的なパッケージの背景には、当時の調査結果よりお客さまが漢方薬のパッケージに求める要素として、「何に効くのかがわかる」が最も高かったことから、効能・効果をコピー化し、表面いっぱいにレイアウトしました。 ドラッグストアにおけるお客さまの購買行動がセルフ化していくに伴い、しっかりとお客さま自身でお選びいただけるデザインになっています(砂橋さん) Q:生薬の調達や製造など、製造工程についてのこだわりは? 漢方薬は、数種類の生薬を組み合わせたものです。生薬の多くは中国から調達しますが、クラシエではこの生薬の調達にも独自のこだわりを持っています。研究段階で直接現地を訪問し、「クラシエの求める品質であるか」「生薬の元となる基原は確かか」「安定的な調達が可能か」などの基準をクリアした箇所を産地として選定しています。 また、天然物である生薬は、産地や収穫時期により品質が変動するため、重金属試験や残留農薬試験等をおこない、規格に適合した生薬のみを用いています。生薬の加工後も、製造の各段階において厳密に試験をすることで、十分な品質を安定的に確保できるようにしています(砂橋さん)
40代からの女性におすすめしたい漢方薬
さまざまな体の不調に対応する漢方薬。とりわけ40代からの体の不調や生活に寄り添った漢方薬としておすすめしたいのがこの3つ。
(1) 急に現れる発汗やイライラなどの更年期症状には……
一般的に、更年期障害の症状の現れ方や強弱などの個人差は、ホルモンの減少という身体的要因に、ストレスなどの心理的な要因と環境的要因の3つが複雑に絡み合って生まれると考えられています。その為、個人差が大きく、本人のつらさが周囲に伝わりにくいのも更年期の特徴です。 しかし更年期の症状は、治療によって改善できるものです。漢方では年齢に伴い、「水」の中でも体を維持する作用をもつ「精」が徐々に減少していくと捉えます。それにより全身の潤いや栄養物質が不足し、熱感を伴うような不調が生じているのです。 また、「気」のめぐりが悪いタイプでは、ストレスや女性ホルモンの変動により自律神経系に影響が及び、エネルギーや栄養物質が流れず不調が生じます。 加味逍遙散(かみしょうようさん) ストレスによって乱れた「気」のめぐりを良くしながら、熱も冷ますことで、イライラや、ほてり・のぼせ、肩こりなどの症状も改善します。憂鬱になる、よくため息をつく、またその症状がストレスに左右される、症状が変化しやすいなどの傾向がある人におすすめです。 知柏地黄丸(ちばくじおうがん) 不足した「水」を補うことで全身を潤し、余分な熱を冷ますことで、ホットフラッシュなどの顔や手足のほてり、寝汗、口やのどの渇きを改善します。ホットフラッシュなどのほてり・のぼせ、寝汗が気になる、目やのどが乾きやすいといった症状がある人におすすめです(砂橋さん)