トイレに手洗い器を設置、洗面所を離した間取りにして後悔。毎日がストレスの連続に
暮らしやすい家にするには、トイレと洗面所の動線が重要です。トイレに小さな手洗い器を設置し、洗面所は離れた場所へ…。そんな間取りの家を建てたライターは、毎日ストレスを感じることに。小さな手洗い器には石けんを置くスペースがなく、LDKを経由して洗面所に行くはめに。水跳ねもひどくてトイレはいつもびしょびしょ、掃除も面倒と困った事態になりました。
子育てと家事がラクな間取りのはずが、トイレで後悔!
筆者は、夫と子ども3人(8歳、5歳、0歳の男の子)の5人家族で暮らしています。3年前にハウスメーカーで、延床面積38坪の2階建ての注文住宅を建てました。 家づくりでいちばんこだわったのは、「子育てと家事がしやすい間取り」。結果、平屋のように1階だけで、日常の生活がほぼ完結する間取りになりました。 買い物したものを片づけながらキッチンに行ける家事動線や、オモチャまで片づくファミリークローゼットができ、間取りにはほぼ満足しています。 しかし、やり直したいと思うほどの後悔もあります。それは、トイレに小さな手洗い器のみ設置し、洗面所を離れた場所につくったこと。そのせいで、毎日がストレスの連続です。
石けんが置けない手洗い器で、手が洗えない!?
筆者宅のトイレは広さが1畳。一般的なサイズを選びました。それでも少しでも広く見えるように、タンクレストイレを選択。そして、トイレが窮屈にならないよう、手洗い器は小型のものを設置しました。 しかしこれが後悔の原因に。筆者が採用した小さな手洗い器には、石けんを置くスペースがないからです。 胃腸炎などの感染症を患っているときのトイレ、また、子どものトイレの手伝いをしたあとなど、石けんでの手洗いが欠かせないシチュエーションは結構あるものです。そんなとき、ここででは手を洗いたくても洗えません。結局、洗面所まで行くはめになります。
手洗い場をつくったことで洗面所は離れた場所に
家づくりの際は「手洗い器を設置すれば、問題ないだろう」と思い込んでいた筆者。トイレから洗面所までの動線を、あまり重要視していませんでした。そのためトイレを出たあとに、一度LDKを経由して洗面所に行くという動線にしてしまったのです。 上の写真はLDKからトイレ(中央奥の扉)と洗面所(左手の引き戸の裏)を見たところです。手を洗わずにトイレから出て、リビングダイニングを経由して洗面所に行く…。この行為が、暮らしている今、清潔面で気になっています。というのも…。 手を洗おうとLDKまで来た子どもたちは、テレビやオモチャなどを目にすると、手を洗うのを忘れてしまいます。「ちゃんと手を洗ったの?」と、子どもへの声がけを何度したことか。 LDKを通らず水回りに直接行ける動線にしておけばよかった。仮にそれができなくても、手洗い器を大きくして、石けんを置けるようにしておけばすんだかもしれません。