いまの感染状況続けば「対策強化も選択肢」 小池都知事「そうならないよう意識共有を」
東京都の小池百合子知事は29日、定例会見を開き、2月7日までを期限として発出されている特別措置法に基づく緊急事態宣言について「新規陽性者数は減少しているが依然、感染状況・医療提供体制は厳しい、危機的状況だという認識だ。(緊急事態)宣言をどうするのか、延長については今後の感染状況によるが、いまのような感染が続く場合は、さらなる対策の強化も選択肢としてあり得ると思う」との認識を示した。
そのうえで「そうならないために、みなさんもここが分岐点だ、と。ここで頑張るんだという意識をみなさんと共有させていただきたい」と訴えた。 会見で小池知事は、緊急事態宣言発出から3週間経ったことについて、「新規陽性者数は減少傾向だが、(1日当たり)1000人前後だ。他の指標もまだ高い。全体として変化は顕著に出ているわけではないと考える」とも語った。