自民党総裁選、出馬表明した3人はどんな人? 岸田氏、石破氏、菅氏の横顔
安倍晋三首相の後継を決める自民党の総裁選に、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉(よしひで)官房長官の3人が立候補を表明しました。ニュースで目にする機会はありますが、それぞれどのような人なのでしょうか? 3人の公式サイトから経歴や人柄を紹介します。
【岸田文雄氏】
岸田氏は1957年生まれの63歳です。早稲田大学を卒業後、日本長期信用銀行に入行。衆議院議員秘書を経て1993年に衆院に初当選し、連続で計9回当選しています。選挙区は広島1区です。 2007年、第一次安倍政権で内閣府特命担当大臣(沖縄・北方などの担当)に、12年には第二次安倍政権で外務大臣などを歴任。17年には憲政史上初めて外務・防衛両大臣を兼務しました。同年からは党の政調会長となり、いまに至ります。自民党内の派閥「宏池会(こうちかい)」の会長も務めています。 公式サイトには“メッセージ”として「世界で唯一の戦争被爆国である日本はこれまでもこれからも平和国家として歩みます。私はその歴史を受け継ぎ、希望ある未来を目指し国民が何を望むのか現実を見据え勇気をもって決断する政治を実現していきます」と記されています。
【石破茂氏】
石破氏は1957年生まれの63歳で出身は鳥取県です。慶応義塾大学を卒業後、三井銀行(当時)に入行。1986年の衆院選で初当選。連続で当選を重ね、現在は当選11回です。 政府では、2002年に防衛庁長官となり、防衛大臣、農林水産大臣を歴任しました。自民党では、09年に政調会長、12年に幹事長となり、与党に返り咲いた安倍政権誕生を支えました。14年には安倍政権の下、内閣府特命担当大臣(地方創生)にも任命されました。 好きな食べ物はカレーで、「大学時代には4年間カレーを食べつづけた」とのこと。読書や遠泳に並び、料理が趣味で「カレーには自信あり」と公式サイトには記されています。音楽も「クラシックから演歌までなんでも好き」としながらも、「70年代のアイドルもの(その中でも特にキャンディーズと南沙織)」を好むようです。