水上バイク に「 ブレーキ と バック 」を 始めて導入したのは BRP社である。同社のデザイン最高責任者に聞く「 自由で 革新的な デザイン 」を 生み出せる理由
その道のプロフェッショナルを、開発者として迎える
―― BRP社が すごいと 思うのは、“各分野”の 専門家の意見を 取り入れて、柔軟に製品を 作ることです。 「Sea-Doo FISH PRO( 釣り専用 水上バイク )」のときは、「 プロ・アングラー( 釣りの専門家 ) 」であるアンドリュー・ヒル氏が 製作に 大きく 関わっていました。 RXP (レーシング モデル )では、現役レーサーの ジェームス・ブッシェル 選手がテストライダーに 名を 連ねていました。 釣り専用の水上バイクならアングラーに、レーシングモデルならレーサーにと、とても 柔軟に開発されています。 他メーカーでは、社内の 「 水上バイク 専門のスタッフ 」が中心となって 開発をしている ところが 多いです。しかし、BRP社は 開発の体制も “硬直的”ではなく、“柔軟な 考え方”で、広く専門家の 知識を 取り入れて、よりよい 製品を 作っていると 思います。 デニス 私の 役割は、デザインチームが 新たな 高みに 到達し、新たな 領域を 開拓すること。既成概念に とらわれず、探究心を 刺激することです。私は、“指揮者”なの です。
「お客様が喜ぶもの」を一貫して造り続ける
―― 2015年に デニス氏に お会いしたとき、「 日本では 冬でも 水上バイクに 乗る人が いるので、“ グリップヒーター ”を 開発し 装着してください 」と私がお願いしたことがります。その後、他のメーカーにも 同じように お願いしたのですが、「 感電の問題がある 」といって実現しませんでした。 でも、Sea-Doo FISH PROが 発売されたとき、オプションに 「 グリップ ヒーター 」が あったことにすごく感激しました。 デニス 何度も 言いますが、「 お客様が 求めている モノ を 作る 」ことが 企業理念ですから 当然です。それに、BRPは スノーモービルを 作っていますから、その技術も あります。 ―― BRP社では「 犬ぞり 」の時代から 一貫して、「 お客様が 欲しているモノは 何か ? 」「 お客様に 喜ばれる 製品とは 何か ? 」を 突きつめて いるから、人々が 驚くような 製品が、次々と 登場するのですね。 これからも「 あったら イイな 」を 形にして、我々 ユーザーを 驚かせて くれることを 楽しみにしています。本日は ありがとう ございました。
2024年モデルでは、325馬力のモデルが登場
常に新しい可能性を模索しているBRP社の水上バイクだが、2024年モデルは市販最高馬力「325馬力」のマシンが2機種(「RXT-X 325」、「RXP-X 325」)、投入される予定だ。単に馬力が上がっただけでなく、BRPのフィロソフィーが詰まったモデルの登場が楽しみだ。
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