爆発的ブームを起こした「ビックリマンチョコ」とプロ野球の意外な関係、「悪魔VS天使」シリーズ発売、1985年8月【食品産業あの日あの時】
落合の去った1987年、ロッテ球団はオリオンズの主力選手10人を「ビックリマン」キャラ化したシールをオープン戦の来場客に配布。“ヘッド”は前年に現役を引退したばかりの新監督、有藤道世(スーパーオリオン)だった。「ビックリマンチョコ」のヒットがあと1年早ければ、ロッテが落合の引き留めに成功した世界線もあった…かもしれない。 「悪魔VS天使シリーズ」の発売から間もなく40年。「ビックリマン」は現在もブランドとして成長を続けている。「プロ野球チップス」で因縁のあったカルビーとロッテはその後距離を縮め、2020年には両社のコラボによる「ビックリマンプロ野球チョコ」も発売された。 今年4月にはスマホゲーム「ビックリマンワンダーコレクション」が配信開始され、8月には“ビックリマン地方創生プロジェクト”の一環として沖縄の久米仙酒造とのコラボによる「ビックリマンウイスキー OKINAWA ISLAND BLUE」も登場。その分野は菓子にとどまらない。次はどんなコラボでファンを驚かせてくれるのか、40周年を迎える来年の展開に注目したい。
食品産業新聞社
【関連記事】
- 【画像】「ビックリマン悪魔VS天使 39thANNIVERSARY」(2024年4月発売、6月に全国拡大)パッケージ、シール
- ◆矢沢永吉が缶コーヒー片手に「まいったなあ…」、CMが話題となりサントリー「BOSS」が異例の大ヒット、1992年8月27日発売【食品産業あの日あの時】
- ◆「マルちゃん」はなぜ「大会公式麺」の座を獲得できたのか?1984年7月28日 ロサンゼルス・オリンピック開幕【食品産業あの日あの時】
- ◆“カップ麺を間食品から主食品への地位に高めた”エースコック「スーパーカップ1.5倍」が探り当てた若者のホンネとは?、1988年7月23日発売【食品産業あの日あの時】
- ◆発売40周年「カップヌードル シーフードヌードル」が“夏の定番商品”として訴求する背景にカップ麺ならではの市場特性、1984年7月23日発売【食品産業あの日あの時】