4気筒で1700万円超~ ロータス最後の純内燃機関モデル、エミーラにカタログモデルが登場
2025年モデルとして3機種を発表
ロータスも電動化を推進するなか、最後の内燃機関モデルとして、エリーゼやエキシージ、エヴォーラの後を受け継ぐ、ミドシップ・スポーツとして登場した「エミーラ」。2021年10月に発売された「エミーラV6ファーストエディション」、2022年4月に発売された「エミーラ・ファーストエディション」という発売当初にリリースされた記念モデルに続き、カタログモデルが追加された。 【写真6枚】導入記念のファーストエディションに続き、2025年モデルとして発表されたロータス最後の純内燃機関モデル。「エミーラ」のカタログモデルの詳細画像をチェック ◆4気筒が2モデル、V6が1モデル 2025年モデルとして発売されたのは、4気筒エンジンを搭載する「エミーラ・ターボ」と「エミーラ・ターボSE」、V型6気筒を積む「エミーラV6」の3モデル。 ◆4気筒はメルセデスAMGユニットを搭載 エミーラ・ターボとターボSEの2.0リッター4気筒ターボは「AMG A45」や「AMG CLA45」などにも採用されている可変ジオメトリー・ターボを用いたメルセデスAMG製。エミーラ・ターボは365ps(360bhp)、ターボSEは406ps/400Nmを発生し、デュアルクラッチ式8段自動MTトランスミッション(DCT)と組み合わされる。 エミーラV6の3.5リッターV6スーパーチャージャーは歴代のエキシージやエヴォーラ同様にトヨタ製をベースにしたもので406psを発生。変速機は6段MTのほか、オプションとして6段ATも用意される。 ◆20インチにツーリング・サスペンション エミーラ・ターボは、モノブロック・キャリパー・ブレーキを装着。グロスシルバーの10 スポーク軽量鋳造の20インチ・アロイホイールやフット・ペダル、ヘッドライナーなどが新しくなっている。 また、ブラック・ブレーキキャリパー、ブラック・レザーインテリア、12ウェイ電動シート、ツーリング・サスペンション・セッティング、専用開発されたグッドイヤーのイーグルF1スーパースポーツ・タイヤなどが備わる。 ◆ターボSEは走りの性能を強化 エミーラ・ターボ SEには、パフォーマンスを高めるメニューが多く用意されている。ターボに対してエンジン出力を41ps、50Nm向上。0-100km/h加速も4.0秒でクリアし、最高速度はターボに対して19km/h アップしている。さらに、スポーツ・サスペンション・セッティング、性能の向上がさらに図られたブレーキ・システム、ローンチ・コントロールを含む「ロータス・ドライバーズ・パック」も標準装備される。 また、アルカンターラ・ヘッドライナー、レッドブ・レーキキャリパー、ブラックのロータスバッジとテールパイプに加え、20インチのVスポーク鍛造サテングレー・ホイールも標準化している。 ◆MTには専用のLSDを装着 エミーラV6には、ターボSEと同じブレーキ・システム、グッドイヤー製イーグルF1スーパースポーツ・タイヤ、ツーリング・サスペンションのほか、マニュアル車には専用のリミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)といったパフォーマンス装備が採用されている。また、ヘッドライニングやAピラーなど内装にはブラックのファブリックが配されていて、新しいブランド・ロゴも装着されている。 価格は、エミーラ・ターボが1742万4000円、エミーラ・ターボ SEが1804万円。エミーラV6の価格と受注開始時期については2024年第4 四半期中に発表される予定だ。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部