ネット広告で獲得したいのは新規顧客ではない! “リピート顧客になり得る見込み客”だ! 「逆算のマーケティング」で効率的・効果的な広告戦略を実現しよう
「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。 EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝える10回目の連載では、「逆算のマーケティング」をテーマに解説します。
こんにちは! 前回は広告代理店さんとの関わり方を例に、広告戦略のポイントを解説したよね。お話した通り「自社主導」で広告代理店さんに動いてもらうことが重要なんだ。
この1か月間考えて気づいたのですが、それってまさにこの「EC事業の内製化」の連載のテーマにもなっているところですよね。「自社のリソース」と「外部のソリューション」を組み合わせて、成果の最大化をめざす――。
そして、それはECの事業主が主導して進めなければいけない。まさに「EC事業の内製化」とは「判断の内製化」である、ってとこだよね。
なんか、上手くつながっていく……。
ECの事業主、チーム、担当者のみなさんが「判断」できるようにならないとね。そして、今回は「逆算のマーケティング」を紹介したい。
逆算のマーケティング!?
広告戦略を展開する目的は「事業拡大」だけれど……?
広告戦略を「より効率的に、より効果的に」展開するために重要なのが、「逆算のマーケティング」なんだ。 前回、ネット広告の効果をより上げるために「広告代理店さんに共有した方が良い情報」を紹介したんだけれど、何だったか覚えている?
さっき復習で前回のコラムを読みました。「去年の今頃、どの商品が売れていたか」「これからのECサイトの販売スケジュール」。このあたりの情報ですよね。