小池都知事定例会見12月9日(全文2完)横浜でできる理由たくさんある
予算編成に向けた業界団体へのヒアリングは、57団体だけで十分なのか?
NHK:幹事社のNHKのカサマツです。よろしくお願いいたします。幹事社から3点、質問します。まず今、小池知事から説明がありました予算編成に向けた業界団体へのヒアリングについてです。今回、57団体から聞き取るということですけれども、都政が幅広い分野を抱えて、それに関連する業界団体というのも幅広く存在する中で、その57団体というのが規模感としては十分なのかどうか。それともまだ限られた時間の中でもうちょっと会ったほうがいいんじゃないかとお考えなのか。その辺りの知事としてのお考えを聞かせてください。 【中継録画】小池都知事が定例会見 区議除名や五輪会場問題は 2点目です。オリンピックのバレーボール会場についてです。有明か横浜かで今、検討が進められています。知事、当初、クリスマスまでに決めたいとされていましたけれども、先週の段階でクリスマスの1週間から10日前ぐらい前に、IOCの方々もクリスマス期間に入るということなのでその期間までにとおっしゃって、それを逆算すると来週辺りがその時期になるんじゃないかなと思うんですが、一方で再来週の21日に4者協議が開かれる方向で調整が進められるという話も入っています。そういう中で知事として限られた時間で、どのようなスケジュール感で結論を出すことを考えられているのかということを聞かせてください。 3点目、最後です。築地市場、豊洲市場の問題についてです。年末になりました。年末に向けての資金繰りで、業者の方々もいろいろ苦労されているという話もあります。そうした中で都としてつなぎ融資ですとか、補償といった形で支援を進められていくということですけども、その財源について市場会計をベースとしながらも、業者からの使用料を直接、財源に充てることは適当ではないという答弁が今回の都議会でもありました。使用料ではない資金という形の検討かと思うんですけども、どのような形が望ましいと小池知事は考えられているか。委員会で検討が進められていますけども、知事としての考えを聞かせてください。以上の3点です。 小池:3点のご質問でございました。まず57団体のヒアリング、これで十分なのかどうか、といったご趣旨のご質問ではなかったかと思います。それに加えまして区市町村からの3団体からのご意見も疑うということでございます。対象団体は、果てしなくたくさんございます。それぞれが皆さん頑張って、ぜひ今回、次の予算でこういった点を評価してほしい、というご要望を伺っているところでございます。 そういった中で皆さま方の生の声、それから関係する団体、ざっと数えて1万7000団体はあるんですけれども、あと、いろいろと私自身も長年いろいろ活動している国会議員として、周年行事をお招き受けたりとか、実際にご要望を受けたりとかいろいろ接点もございますけれども、いずれにしてもヒアリングをできるだけ多く、そしてまた書面でもいただいているケースもございます。それぞれの分野に応じて、各局で受けているところもございます。そういったところを私自身もしっかりと受け止めて、できるだけ多くの生の声、そしてご要望、それが書面であれ、なんであれ、しっかりと受け取らせていただきまして、1月から始まる知事査定を通じて、都民の皆さまに共感いただけるような、そんな予算編成にしてまいりたいと思います。 おっしゃるとおり、1団体、約15分間と見込んでおりますけれども、逆にじゃあ1時間、聞いたからどうなのという話にもなりますので、逆に短い時間で一番のエッセンスをお持ちになるということだと思っております。そういった意味で、限られた時間の中でしっかりと皆さま方の声をお聞きしたい。そういうことで初めての予算編成に当たりたいと、このように思っております。