「秋だからエギングを始めたい!」「でも道具は?」超初心者にエキスパートがタックル選びを解説!これでもう迷わない!
タックル解説編/リール スピニングリール2500~3000番のノーマルギア。入門者はダブルハンドルが使いやすい
EMMA「エギングに最適なリールは?」 JOE「番手でいうと2500~3000のスピニング。ノーマルギアがいいですね。ハイギアだとシャクりながら巻くときにエギを前に動かしすぎることがありますからね」 エギングはロッドを激しく振ってシャクることもあるので、リールは軽さと強さをあわせ持つことも重要。今回湯川さんが片原さんのために選んだリール、セフィアSS(シマノ)はエギング用に開発されたスペックで操作面でも強度面でも安心して使える。セフィアTTとの重量バランスも良い。 EMMA「私が使うリールはダブルハンドルで、湯川さんはシングル。この違いは?」 JOE「単純にシングルハンドルのほうが軽い。ただダブルハンドルは、シャクったあとにハンドルノブが2つあるから見なくてもつかみやすい。エギングに慣れていない入門者の方には、操作性重視でダブルハンドルのセフィアSS C3000SDH(シマノ)を選びました」
タックル解説編/ライン ゼロロク、ゼロゴーは当たり前! 細いPEラインを使うのにはワケがある!
EMMA「エギングで使うラインってめちゃくちゃ細いですね」 キハダマグロの泳がせなど大物狙いの船釣りが好きな片原さんにとっては異次元の細さ。エギングでPEライン0.6号、0.5号を使うのはごく普通のこと。細PEラインを使うメリットは飛距離が出る。風や潮の流れの影響を受けにくい。水切れの良さ(シャクリ抵抗の軽減)。高感度。イカの引きに十分対応できる直線強力などが挙げられるが、湯川さんはもう一つ大切な理由があるという。 JOE「PEラインは浮力がある。水面付近に伸びるPEラインが急激な角度でエギを沈めたボトム付近へと入っていく。これがナイロンやフロロだとボトムに入る角度が緩く、直線的なラインの軌道になって、シャクるとどんどん前に進んでしまう。浮力のあるPEはシャクるとエギをその場で跳ね上げやすく、前進が抑えられる。エギングはエギをできるだけ沖で動かし、手前に寄せてきたくないですからね。PEラインを使うと1投の中で、シャクリでアピールする回数が増やせます」 ラインはピットブル8+0.5号(シマノ)を使用。片原さんはかなり細いと感じたようだ。エギングで使うPEラインは、ラインの動きが見やすい視認性の高いカラーを選ぶことも重要。