【レスリング】日下尚の金メダル決めたポイントは小学生のルーツにあった?吉田沙保里が解説
◇パリオリンピック2024 レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級決勝(大会13日目=日本時間8日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】初出場で金メダルを獲得し喜びを爆発させた日下尚選手 レスリンググレコローマンスタイル77キロ級で、金メダルを獲得した日下尚選手。 勝利のカギを握ったプレーについて、五輪3連覇のレジェンド・吉田沙保里さんが解説しました。 吉田さんは日下選手の強さについて『力強い押し』をポイントに挙げました。 2点ビハインド迎えた第2ピリオド、日下選手は相手をスタンド状態から投げ4ポイントを獲得。逆転に成功しました。 このシーンについて吉田さんは「日下選手が場外に押し出そうとしています。それを相手選手が場外に出ないように押し返したところをうまく利用して、日下選手が横にひねったところ相手選手が崩れたという感じですね」と説明。
レスリングでは場外に出されてしまうと1点を取られてしまうため、相手はそれを防ごうと押し返した状況。その力を利用して4ポイントのプレーにつなげたといいます。 日下選手は小学生の時に相撲を習っており、押し出す力には定評がありました。自身も「相撲のように場外に相手を押し出して1点を取る。レスリングも相手と接触するので、相手のバランスや足の位置とか本当に相撲と通ずる部分があります」と語っており、唯一無二のスタイルで金メダルをたぐり寄せました。