【バドミントン ジャパンオープン】志田/松山が初戦に臨み、8強入り! 準々決勝では日本勢対決も
ダイハツ・ジャパンオープンは、22日に横浜アリーナで第3日を行ない、パリ五輪で銅メダルを獲得した女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)らが、準々決勝進出を決めた。 志田/松山は、1回戦の相手が棄権して不戦勝だったため、2回戦が初戦となった。志田は「思ったよりシャトルが重くて、自分たちの(得意とする)低空ラリーなどの攻撃が、いつもよりは効かないなと感じたけど、こだわらずに大きい展開から入っていけたのは、よかった」と手応え。相手にペースを渡すことなく、第2ゲームは17連続得点でフィニッシュ。銅メダリストの強さを見せつけた。 同種目では、中西貴映/岩永鈴(BIPROGY)も8強進出。準々決勝では、この両ペアが対戦する。日本B代表の廣上瑠依/加藤佑奈(再春館製薬所)は、パリ五輪銀メダルの劉聖書/譚寧(中国)に健闘したが、敗れた。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)は、31分で台湾ペアに圧勝。国内ファンの来場を呼び掛け続けている渡辺は「体はきついですけど、最後までやり切りたいなと。泥臭くてもいいので、勝ちたいなと思う。お客さんが早く集合してくれるか、こっちが残れるかという戦いになってきた」と冗談を交えながら、週末への勝ち残りに意欲を示した。同種目の緑川大輝/齋藤夏(NTT東日本/ACT SAIKYO)は、世界ランク4位の蒋振邦/魏雅欣(中国)にストレートで敗退した。 女子シングルスは、パリ五輪ベスト8の山口茜(再春館製薬所)、大堀彩(トナミ運輸)がそろってストレートで勝利。日本B代表の水津愛美(ACT SAIKYO)は、韓悦(中国)に第1ゲームで競り負けると、第2ゲームは試合のペースを奪えず、ストレートで敗れた。韓悦は、宮崎友花(柳井商工高校)、水津と日本選手を連続撃破。次戦は、山口が対峙する。 なお、奥原希望(太陽ホールディングス)が棄権したため、仁平菜月(ヨネックス)が8強入り。準々決勝では、元世界ランク1位の戴資穎(台湾)と対戦する。 男子シングルスは、西本拳太(ジェイテクト)が2-1の逆転で高橋洸士(トナミ運輸)との日本勢対決に勝利。81分の激闘をしのぎ、優勝した22年大会以来の8強入りを決めた。