まさかの“クソボール”打っての大谷翔平13号3ランに全米震撼「現実とは思えない」「MVPとサイヤング両方の可能性」
さらに「大谷は8回に中継ぎのニック・ウィットグレンの直球を見逃して三振に倒れたが、エンゼルスタジアムの熱狂的なファンからは“MVP”のコールが起きた」という。 同僚のエンゼルス先発、パトリック・サンドバルの「現実のこととは思えない。なんて言っていいのか分からない。彼はボールをぶっ叩いて、震え上がるほどのボールも投げる。みんな彼がやっていることが、どれだけ常軌を逸しているか把握していないと思う。信じられないことだ」という談話をつけ加えた。大谷は、ここ4試合で3本塁打。「疲れを見せていた時期もあったが完全に立ち直った」と、絶好調にあることを強調した。 地元のオレンジカウンティ・レジスター紙は、大谷の3ランと、マイク・トラウトが走塁で右ふくらはぎを痛めて、途中退場した2つの出来事を対比させ、「エンゼルスは、スーパースターの1人をけがで失ったが、もう一人のスーパースターが元気づけた。大谷が雷のような3ランを打つ前にトラウトが走塁で右ふくらはぎを痛めた」と報じた。 記事は「予定される登板日の2日前に大谷はメジャーの本塁打争いでトップとなる13本目の本塁打を打った。インディアンス左腕のヘンジスは2回に大谷のユニホームの胸にある『A』の文字のあたりの高さの比較的安全なコース(外角)を狙って94マイル(約151キロ)の速球を投げたが、(打ち返した打球は)右翼フィールドのビデオボードを越えていった」と驚きを持って伝えた。 一方、インディアンスの地元クリーブランドのメディア「クリーブランドドットコム」も敵チームの大谷にフォーカスを当て、「大谷は2回にヘンジスの普通の人であれば打つことのできないストライクゾーン外の一球を3ランとし、リーグでトップに立つ13号本塁打を放った。明日、大谷はマウンドに上がる予定で、ア・リーグで上位に入る三振数と防御率を持つ投手が6度目の先発を迎える」と報じた。 記事は、「大谷にはMVPとサイヤングの両方の賞を争う可能性がある。このスポーツで(投打の)両方でエリートレベルの名声を得ている選手に対して、立ち止まり、驚嘆の意を示すのは当然だ」と絶賛。 大学時代には投打で活躍しメジャーリーグで二刀流になる夢を持っていたインディアンスのザック・プリーサック投手(26)について紹介した。 「彼は日本人スター(の大谷)と対戦できることに興奮し、反対側のダグアウトから彼のプレーを見ることを熱望している」とした上でプリーサックの言葉を伝えた。 「彼は、毎日、フィールドに姿を見せて、マウンドかフィールドか、あるいは打線か、どこかでプレーして、すべてにおいて楽しんでいる。彼が成し遂げていることは驚くべきことだ」 大谷は19日(日本時間20日)にインディアンス戦で先発予定。“リアル二刀流”で今度はどんな衝撃を与えるのだろうか。