俳優・玉木 宏 × 落語家・瀧川鯉斗(後編)。ふたりが考える男の美学とは?
── モテるオヤジってどんな人物を思い浮かべますか? 玉木 身なりや装いに対して、いくつになっても気を抜かない人。モテたいって気持ちは、オヤジになっても持ち続けていいと思います。モテるとは、単に女性からチヤホヤされることだけじゃないですから。自分の美意識や美学を持っている人は、同じ男から見てもカッコいいと思います。僕はもう結婚しているので女性にモテようとは思いませんが、子どもからはカッコいいと思われたいし、お洒落で自慢できる父親でいたいと思っています。 鯉斗 優しさが大切だと思います。人を思いやる心や気遣いのできるオヤジは、女性だけではなく男からも憧れられるのかなと。そういうオヤジって、余裕があるんですよね。広い心を持っているから、人に優しくできるんだと思います。
玉木 宏(たまき・ひろし)
1980年、愛知県生まれ。高校卒業とともに上京し、テレビドラマでデビュー。2001年には映画「ウォーターボーイズ」に出演、2003年には連続テレビ小説「こころ」に出演し広く人気を得る。その後、2006年に出演したテレビドラマ「のだめカンタービレ」でエランドール賞新人賞を受賞。その後、舞台やNHK大河ドラマ、映画吹替やナレーション、また監督やカメラマンなど多岐に活躍。WOWOWで独占放送・配信中の「連続ドラマW ゴールデンカムイ」にて、鶴見中尉役を好演する。
瀧川鯉斗(たきがわ・こいと)
1984年、愛知県生まれ。暴走族の総長を経て、18歳になった2002年に上京。アルバイトをする中で後に師匠となる瀧川鯉昇の落語独演会と出会い、落語家の道に進むことを決意する。2009年に二つ目、2019年には令和初の真打となる。落語家として人気を確立しながら、ファッションモデルや俳優、またテレビのバラエティ番組などでも多岐に活躍。
「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」
WOWOWにて独占放送・配信中の「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」(全9話)に、玉木 宏さんが出演。舞台は明治末期の北海道。山﨑賢人さん演じる元兵士・杉元は仲間とともに金塊のありかを示す暗号を彫られた囚人を探す中、玉木 宏さん演じる大日本帝国陸軍第七師団を率いる鶴見篤四郎中尉らと、壮絶な争奪戦を繰り広げる。 ©野田サトル/集英社 ©2024 WOWOW ※掲載商品はすべて税込み価格です 出演/玉木 宏、瀧川鯉斗 写真/HIRO KIMURA スタイリング/上野健太郎(玉木 宏)、高塩崇宏(瀧川鯉斗) ヘアメイク/渡部幸也(玉木宏)、向後信行(瀧川鯉斗) 文/安岡将文 編集/大崎文菊(Web LEON)