俳優・玉木 宏 × 落語家・瀧川鯉斗(後編)。ふたりが考える男の美学とは?
同郷という縁もありはじまった俳優・玉木 宏さんと落語家・瀧川鯉斗さんの親交。家族旅行にも同行するほどの仲が良いふたりが考える、仕事とは、人生とは。立場は違えど、それぞれの男の美学が垣間見られました。 ●玉木 宏さん レザージャケット14万8500円、カーディガン4万1800円/ともにコラム、パンツ8万4700円/ベルナール ザンス、ベルト2万6400円/エストネーション、カットソー1万4850円/サンスペル、靴33万6600円/ジョンロブ、ブレスレット63万3600円、リング27万1700円/ともにクロムハーツ ●瀧川鯉斗さん ブルゾン8万300円、パンツ4万9500円/ともにウジョー、カットソソー2万4200円/フェデリ、シューズ12万8700円/セルジオ ロッシ、スカーフ1万9800円/ヴィンセンツォ ミオッツァ
リスペクトや憧れ、お互いに良い影響を与え合う関係
── おふたりは仕事の話などされることはあるんですか? 玉木 宏さん(以下、玉木) 僕はまだ鯉斗くんの高座を観に行ったことがないんです。ただ、落語の世界の話を聞いていると面白い世界だなと思います。芸を極めるのは、大変なことだと思うんです。しかも、ひとりですべて完結させるわけですから。 瀧川鯉斗さん(以下、鯉斗) 玉木さんは僕と比べましたらずっと早くから活躍されていますので、色々とお話を聞いていただいてます。僕も最近は役者のお仕事もいただいておりまして、落語界と当然違う世界なので日々勉強させてもらってます。
── 柔術以外にも、おふたりは多趣味でいらっしゃいますよね。 玉木 仕事に一生懸命に打ち込むことも大切ですけど、それ以外のことで一生懸命になったり極めようと努力することも、同じように大切だと思っているんです。そこで得たものや出会いは、いずれ俳優という仕事にも生きてくる。むしろ、俳優以外の自分が、俳優である自分を形作っていると思っています。 鯉斗 サーフィンも好きですけど、カラダを動かし続けることは大切だと思います。若い頃と比べたら当然体力は落ちているし、思ったとおりに動けないことも多々あります。でも、楽しみながらカラダを動かしていれば、衰えのスピードを遅くできますから。