上司に「間違っています」と指摘したら不機嫌に…。自分は“何も知らないアホ”を演じて得をする、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
上司の間違いを傷つけずに正す言葉
企画会議中に上司が事実を勘違いしたまま企画の方向性を決めてしまった。このままいくと変な方向に話が進むリスクが……。友達なら、「それは違うよ」と否定できるが、上司だとなかなか言いにくい。相手を傷つけず事実誤認を伝えるいい言い方はあるのか?
自分は“何も知らないアホ”を演じて、上司に自らの間違いに気づいてもらう
どんなに記憶力がいい人でも、先天的な特殊能力でもない限り、記憶違いや勘違いをすることなんてザラにあります。だから覚え違いを指摘されるのなんて、普通のこと。記憶力がよくない僕からすると、間違いを指摘されるのはむしろ正しい情報を知ることができて助かります。 しかし、メンツとかプライドを重視する人だと、ちょっと話が変わってきます。そういう人に正面から「その情報、間違っています」と言おうものなら、「間違いを指摘される=バカにされた、恥をかかされた」と勝手に捉えられ、不機嫌になったりキレられたり、面倒くさくなることがあるからです。 この解決法をネットなどで調べると、「大変申し上げにくいのですが」とか「僭越ながら」と前置きをしてから指摘するとか、「◯◯ではなく、□□ではないでしょうか?」と、やわらかい表現で指摘するといった話が出てきます。 しかし、枕詞をつけたらやわらかくなると考えるのは、楽観的すぎ。こんなのプライドが高く怒りやすい人には通用しません。後からこっそり「私も気がつかなかったのですが、調べたところ正しくは◯◯のようです」と指摘するのもNGです。 要は、「正しいのはどちらか?」という構図にするのは危険という話で、プライドが高い人にはむしろ逆効果になります。