【アメフト】立命館大・山嵜主将「最強でなく最高のチームで勝ちに行く」 法政大・山田主将は「自信をもって甲子園に立ちたい」 甲子園ボウルを前に聖地で抱負語る
アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」。高校球児ならだれもが夢を見る「聖地・甲子園」は、大学でアメリカンフットボールを志した者にとっても憧れの聖地。今週、今年度の甲子園ボウルに出場する立命館大学パンサーズと法政大学オレンジの主将が、一足早く聖地に足を踏み入れて、大学ナンバーワンのタイトルに向けての抱負を語りました。 ▼関東と関西の強豪同士の対戦が実現 両主将が口にしたのが、1年間を通して仲間と共に成長してきた手ごたえと、決勝に向けてこれまで戦ってきたチームへのリスペクト。今年から大会方式が変更されて、準々決勝から関東と関西の強豪同士の対戦が実現した全日本選手権。 準決勝で大会6連覇中の関西学院大学ファイターズを撃破した法政大学・山田晋義主将は「関学さんとの対戦は、試合をやっていて本当にメチャクチャ楽しかった。九州で中京大学さんと試合をしたり、関東で関学さんとやれたり、いろいろ初めて経験させていただいて感謝しかない。1年間つらいこともあったが部員全員で戦ってここまでこられた。自信をもって甲子園に立ちたい」と話しました。 同じく準決勝で早稲田大学ビッグベアーズを下した立命館大学・山嵜大央主将は、「前評判では、西高東低とか言われていたが、(個人的には)全然そんなことはないと思っていた。早稲田さんは、本当に強かった。それでも試合が一番楽しかった。主将として時には厳しい言葉もみんなに投げかけてきたが、ここまで勝ち進めたのは、選手だけでなくチームを支えてくれる皆さんのおかげ。(そういう人たちの前で)試合が自分たちを一番表現できる場、甲子園ボウルも最高に楽しみたい」と語りました。 ▼大会方式の変更で「フットボール全体に盛り上がり」と立命館・高橋監督 主将と共に、会場を訪れた両チームの監督も同様の発言。大会方式の変更がもたらした影響を、法政大学・矢澤正治監督は「学生スポーツである以上、目的は学生の成長。そういう意味では、新しい方式になって試合数が増えて、強いチームと対戦できるのは非常に有意義でいい経験になった。関西学院大学と戦わせていただいたうえで立命館大学と対戦できるのは、学生の成長にとって本当に素晴らしいこと。最高の舞台で試合ができることに感謝して、いい試合をしたい」と話しました。 立命館大学・高橋健太郎監督は「大会方式の変更で関東対関西の試合が増えて、(学生)フットボール全体の盛り上がりが出てきていると思っている。本当にタフなシーズンだったが、我々は、リーグ戦で1敗したあと、自分たちらしくフットボールを楽しもうということに立ち返って取り組んできた結果、甲子園ボウルというチャンスをいただけた。ここ(甲子園)に立てるのは2チームだけ。関西リーグの代表として、(選手権で戦ってきた)東北大学さん、早稲田大学さんの想いも背負って、立命館らしい溌剌としたスポーツマンらしいゲームを展開したい」と語りました。 ▼立命館・山嵜主将「チーム全員で勝ちに行きたい」 法政・山田主将「立命館は小手先では通用しない相手」 9年ぶり10回目の出場の立命館大学が勝てば、9度目。一方、2年連続20回目の出場の法政大学が勝てば、6度目の甲子園ボウル制覇となる両雄の対決。 法政・山田主将が「立命館は小手先では通用しない相手。全力で挑んでいきたい」と話すと、立命館・山嵜主将は「法政は、エースQBの谷口選手が戻って、春とは比べものにならないほど得点力が上がっている。最強のチームでなく最高のチームをつくってチーム全員で勝ちに行きたい」と語った第79回甲子園ボウル。果たしてどちらが栄冠を手にするのか?関東と関西のプライド、激戦を勝ち抜いてきた両チームの魂の激突に注目です。 【第79回毎日甲子園ボウル】 12月15日(日) 阪神甲子園球場 午後1時5分キックオフ 立命館大学パンサーズ 対 法政大学オレンジ
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