iOS18の新機能「カスタム経路」で自分だけのウォーキングルートを作ろう
経路をカスタマイズして保存する方法
カスタム経路を作成する手順は、主に2通りがあります。 1つ目は、移動経路を検索する手順のなかで作成する方法です。こちらは、ユーザーが現地にいる状態で、そこからのナビゲーションを利用したい場面に適しています。 マップ上で地点や施設を検索し、その地点や経路の情報が表示されている画面から、経路のアイコンを選択。次画面で、人が歩いているアイコンを選択して移動手段としての徒歩を選択します。この状態の画面の最下部に「カスタム経路を作成」というボタンが表示されます。 この手順で進めた場合には現在地がスタートの起点となり、タップした場所を順に通過するようにルートをカスタマイズできます。最後に画面下部に緑で表示されている「出発」をタップすれば、指定した経路でのルートナビゲーションがスタートします。
もうひとつは作成済みの経路をカスタム
2つ目は、ライブラリの「経路」の一覧画面から作成する方法です。こちらは、あらかじめルートを作成して保存しておき、現地に訪れてからナビゲーションを利用したいような場面で活用しやすいでしょう。 まず、下部に表示されるユーザーアイコンをタップし、「ライブラリ」を選択。「経路」を選び、「+経路を作成」(または右上に表示される「+作成」)をタップします。こちらの手順では、ルートの開始地点もタップして追加することができるので、ユーザーの現在位置に関係なくカスタム経路の設定が可能です。 画面下部に表示される「保存」をタップすると、作成したルートに名称とメモ(任意)を付与してライブラリの経路として保存されます。なお、ルートナビゲーションをライブラリに保存する際には、「経路をダウンロード」というスイッチを選択でき、これをオンにしておくと、オフライン利用のための地図データのダウンロードもまとめて利用できます。なお、地図データは容量が大きいので、生活圏内や旅行先のみの必要ダウンロードに留めておくのが良いでしょう。 ちなみに、スタート地点が現在地から離れているルートの場合には、「出発」ではなく、「経路」というボタンが表示されます。これをタップすることで、ルートのスタート地点までの移動経路のナビゲーションが開始されます。 どちらの手順でも共通する内容としては、カスタム経路を作成する画面では「逆にする」「往復」「一周」というメニューも表示されることが重要です。例えば、ウォーキングで一定のポイントで折り返して帰りたいという場合には、「往復」を選択することで、来た道をそのまま戻るという前提でのルートナビゲーションを作成できます。