他球団も垂涎!? パ・リーグの現役ドラフト注目野手(6)オリックスの“有力候補”は…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフトで特に注目したいパシフィック・リーグの野手を紹介する。
佐野皓大
投打:右投右打 身長/体重:182cm/73kg 生年月日:1996年9月2日 経歴:大分高 ドラフト:2014年ドラフト3位 今シーズンは、一軍でまさかの無安打に終わった佐野皓大。現役ドラフトの対象となれば、注目選手になるだろう。 大分高校時代は、3年夏に4番ピッチャーとして甲子園の舞台を経験。2014年ドラフト3位で投手としてオリックス・バファローズに入団した。 しかし、入団後はファームでも結果を残せず。一軍のマウンドを経験出来ないシーズンが続き、2017年オフに野手転向を決断した。 2019年から徐々に出場機会を増やすと、2020年には77試合に出場し、自己最多となる20盗塁を成功させるなど、「足のスペシャリスト」の地位を確立させた。 しかし、翌2021年は外野へコンバートとなった福田周平がレギュラーに定着したこともあり、スタメン出場の機会が減少。同年以降は代走としての出場がメインとなった。 昨季は47試合の出場で打率.167、5盗塁の成績に終わると、今季は故障の影響もあり、一軍出場はわずか4試合にとどまった。 打撃に課題は残しているが、日本シリーズなど大舞台の経験も豊富。他球団で出場機会が得られれば、飛躍を遂げる可能性も十分に考えられる選手だ。
ベースボールチャンネル編集部