大阪市・松井市長が定例会見4月30日(全文2完)要請だけで行動止めるのは非常に困難
重症治療を経ずに亡くなった方の内訳は公表すべきでは?
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。きのうの大阪府の発表で、コロナで死亡された方が44名いらっしゃったという発表がありましたが、このうち33名は大阪市の方、保健所の管轄の方だそうなんですが、すいません、同じ質問を今、大阪府にもさせていただくつもりなんですが、今、亡くなった方で重症化、重症治療を経て亡くなった方の人数は分かるんですが、そうじゃなくて重症治療を経ずに亡くなった方に関しては、自宅療養の方は分かるんですが、例えばその方がみとりで亡くなった方なのか、治療が間に合わなくて亡くなった方なのか、ここの線引きが今、大阪府の公表ではちょっと明らかにされていません。 その内容については当然、大阪市保健所も把握した上で、ここ、府には報告するような運用にはなっていないそうなんですが、少なくとも保健所は把握しているのかなという前提で、重症治療を経ずに亡くなった方の内訳というのは、大変市民には公表すべき事項なのかなと思うんですが、その辺りの情報の公開の仕方というところをご検討いただくような意思はないでしょうか。 松井:個人情報のこともありますので、どういう状態でこの方が亡くなったとか、何名とかいうのについては、今、詳細を僕が把握しているわけじゃないので、情報の出し方についてはちょっと担当、健康局と1回協議はします。 関西テレビ放送:市長、先週同じ質問をさせていただいたときには、情報公開の仕方として専門家を交えて協議するとおっしゃいましたが、今まさにこの第4波のピークに来ている今、速やかに公表すべきことかなとは思っていまして。そういった、全員がみとりだったらいいというわけではもちろんないんですけれども、どういう形で亡くなったのかというのは大阪府が公表すべきとは思いますが、大阪市だけでも公表していただけないのかどうかをちょっと。 松井:これ、いずれは公表する必要もあると思うんですけど、今は先ほども言ったように、マンパワー的にも目の前のそれぞれの役割をこなすのに今、精いっぱいの状況で現場が動いていますので、毎日それを、その状況を全て把握して、正しく報告できるマンパワーが今十分かと言われれば、そういう部分もちょっと厳しいところがありますのでね。これは報告、どういう形でオープンにしていくかも含めて、ちょっと健康局と協議をします。専門家も交えて。