北海道「住み続けたい街ランキング2024年」自治体TOP3は札幌市内、7位は道北の町が初登場
「住み続けたい自治体」1位の札幌市中央区、2位の札幌市厚別区はどんな街?そのほかの注目の街は?
「住み続けたい自治体」のランキング上位と注目の街について紹介しよう。 前回に続き1位は「札幌市中央区」。ビジネスや行政、商業、文化、交通などあらゆる面で札幌市はもちろん、北海道の中心となっている街だ。交通や通勤・通学の利便性はもちろん、区の南西エリアの円山や旭山、藻岩山の豊かな自然だけでなく、区の中心部にも豊平川が流れ、都心部には大通公園や中島公園の緑が身近。劇場や美術館など魅力的なスポットも多い。居住者も街の魅力として「魅力的な文化施設が充実している」「街ににぎわいがある」「通勤・通学など特定の場所に行きやすい」などを上位に挙げている。近年は、北海道新幹線延伸開業にともなうJR札幌駅周辺の大規模再開発や、札幌駅前通沿いでのビルの建て替えなど複数のプロジェクトが続いており、今後、街の風景はダイナミックに変わっていくことになる。
2位の「札幌市厚別区」は、道立自然公園野幌森林公園が身近な札幌市の郊外エリア。地下鉄東西線やJR千歳線・函館本線、国道12号や南郷通などで札幌都心や市外へもアクセスしやすく、自然の豊かさと利便性のどちらも揃っている街だ。JRと地下鉄の両方が使える新さっぽろでは、駅周辺の再開発が2023年に完了。商業施設のBiVi新さっぽろや、札幌学院大学新キャンパス、札幌看護医療専門学校の開学、タワーマンション、ホテル、4棟の医療施設などが集まる新しい街・マールク新さっぽろが誕生した。「通勤・通学など特定の場所に行きやすい」「駅周辺に生活に必要な施設が揃っており便利だ」が、居住者が挙げる街の魅力の上位に入っている。
前回の調査では回答者数が規定に届かず調査対象外となった「上川郡東川町」が今回は7位にランクイン。道北の中核都市・旭川市に隣接する人口約8500人の小さな、しかし多彩な魅力をもつ街だ。旭川市の中心部から約13km(車で約22分)、旭川空港から約7 km(車で約13分)の交通利便性の良さ。そして、大雪山国立公園の区域の一部に位置し、大雪山からの天然の美味しい水が生活水になる暮らし。町で生まれた子どもたちに手づくリの椅子を贈る「君の椅子」プロジェクトや、公営住宅の木造化、「写真の町」としてのさまざまな企画で町内外から人を呼び込むなど、人が豊かに住み続けられるような取り組みが続けられている。「メディアによく取り上げられて有名である」「外国人、他地域からの出身者など多様な人々がなじみやすい」「子育て環境が充実している」などが街の魅力の上位に入った。
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