北海道「住み続けたい街ランキング2024年」自治体TOP3は札幌市内、7位は道北の町が初登場
2位の「円山公園」は、前回の調査でも2位。連続でランキング上位をキープしている。円山は古くから住宅地としての不動の人気を誇る街。大通駅まで3駅の都心にありながら、円山原始林や円山公園、北海道神宮などの自然豊かな環境に恵まれている。道路の無電柱化も札幌市内では早い時期に進み、「住宅街が整然として美しい」が街の魅力の1位に挙げられている。昔ながらの市場や老舗の商店、人気のベーカリーやカフェ、レストランなどが点在。休日には緑の中を散策したり、グルメを楽しんだりが地元で満喫できる。
今回、10位に入った「東屯田通」は、前回の調査では63位。市電沿線の中では、都心から最も離れた南21条・南22条にある街だが、藻岩山や豊平川など自然に近く、札幌市内最多の蔵書数約88万冊を誇る札幌市中央図書館があるほか、市電路線沿いにスポーツジムやクリニック、学習塾も揃い、以前から人気のあるエリアだ。近年は、無印良品を併設したコープさっぽろやまはな店、大型ショッピングセンターのアクロスプラザ南22条が開業するなど、日常生活の利便性がさらにアップしている。
「今後、街が発展しそう」な自治体、駅ランキング。
今回の調査では、街の魅力項目別のランキングも集計している。 「今後、街が発展しそう」な自治体のランキングの1位は「千歳市」だ。前述の通り、千歳市では半導体製造企業Rapidusが新工場を建設中。2025年には試作ラインの稼働、2027年ごろには量産化がスタート予定で、今後は居住人口の増加も期待されている。そのほか、再開発が進行中の「札幌市中央区」や「北広島市」も上位にランクイン。国際的なリゾート地・ニセコを抱える「虻田郡倶知安町」も6位に入っている。
「今後、街が発展しそう」な駅のランキングでは、「桑園」「バスセンター前」「札幌」が上位3位にランクイン。いずれも、北海道新幹線延伸開業にともなう大規模な再開発プロジェクトの場所に近く、再開発による街の活性化の影響を受けそうな駅だ。
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