北海道「住み続けたい街ランキング2024年」自治体TOP3は札幌市内、7位は道北の町が初登場
リクルートは北海道に居住している人を対象に実施した「SUUMO住民実感調査2024 北海道版」を発表。これは、北海道内の自治体と駅を対象に「住んでいる街に住み続けたいか」を調査したもの。自分では気づかなかった街の魅力を知ることで、住まい探しの際の街選びの選択肢を広げよう。
住んでいる人が評価する「住み続けたい自治体」と「住み続けたい駅」を調査
「SUUMO住民実感調査2024 北海道版」は、“今住んでいる街に住み続けたいか”を聞いたアンケート調査。30人以上の回答者がいる自治体や駅を対象に、平均値を計算しランキング化した。そのほか、街の魅力項目別のランキングも集計している。リクルートが隔年で実施し、今回は2回目になる。 住んでみたい街、憧れの街ではなく、実際に生活している人がその街を評価していることから、居住者が感じている暮らし心地の実感値が反映されたランキングといえる。
「住み続けたい自治体」のTOP20は、札幌市以外の話題の街も多くランクイン
「住み続けたい自治体」の自治体は、札幌市以外の各市町村と札幌市内は10区の行政区を指すものとして、住んでいる人から回答をもらった。TOP20に入った自治体は下の表のとおりだ。 「住み続けたい自治体ランキング」の1位と2位は前回調査と同じ「札幌市中央区」(1位)と「札幌市厚別区」(2位)。3位と4位は順位が前回から入れ替わり、3位が「札幌市西区」、4位が「河東郡音更町」となった。TOP20には札幌市の10区全てがランクインし、TOP10では7つが札幌市内の区だ。 TOP10に入った札幌市以外の自治体は4位の「河東郡音更町」のほか、7位の「上川郡東川町」、10位の「上川郡美瑛町」。いずれも豊かな自然が特徴の農業や観光で有名な街。「河東郡音更町」は帯広市、「上川郡東川町」と「上川郡美瑛町」、11位に入った「上川郡東神楽町」は旭川市という大きな都市に隣接しており、生活利便性も郊外のゆったりとした暮らし心地も、どちらも手に入る自治体といえそうだ。 11位以下TOP20には、「恵庭市」(14位)や「北広島市」(15位)、「千歳市」(18位)といった札幌市周辺にある自治体がランクイン。「北広島市」は2023年の北海道ボールパークFビレッジの開業で注目されたが、現在もJR北広島駅西口の整備が進行中。北海道医療大学の当別町から北広島市への移転やJRの新駅の開業も控えており、さらなる活性化が期待される。前回調査の22位から18位に上昇した「千歳市」は、半導体製造企業Rapidusの新工場が建設中。空港の街として発展した街が、今後は最先端のものづくりの街として注目される。 TOP20には、さまざまな自治体がランクインしているが、全体を見ると、1位の「札幌市中央区」や2位の「札幌市厚別区」、そして「北広島市」(15位)、「千歳市」(18位)といった、大規模な再開発や新たな施設の誕生で活性化が図られている街のランクインが目立っている。
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