『虎に翼』でも役に立った「女の日記」。中年の私が5年日記を続けて良かったこと。食欲、希死念慮も「生理だもんね」と流せること
◆自分を知る この原稿を書くために改めて自分の日記を見直してみた。すると、ここ4年間、ほぼ書いていることは同じだと気づく。書かれているのは「二日酔い、眠い、痩せなきゃ、書かなきゃ、なんかいいネタないかな」。猛省。今日からなんとかします。 よく見ると文字も年を追うごとに、雑になっていることに気づく。いつ何時、何があるかわからないのに、自分しか読めないような文字では、他人に見られた時に恥ずかしい。これも正します……と、のんべんだらりとした日々では気づかないことを日記は教えてくれる。 聞いて驚けではあるが、今年ももう4ヵ月を切った。9月になれば、新しいシステム手帳や日記帳、占い本など2025年に向けての準備が始まる。もしよければ「5年日記」も選択肢の一つに加えてはどうだろうか。面白いぞ、日記。
小林久乃