日本人選手たちの壮絶な代表権争いの行方は。「オリンピック予選シリーズ(OQS)」ブダペスト大会 女子スケートボードパーク種目
パリオリンピック予選大会最終シリーズとなる「オリンピック予選シリーズ(OQS)」の2戦目であるブダペスト大会のスケートボード・パーク種目が、ハンガリー・ブダペストにて開催され、競技最終日の6月23日(日)に女子決勝が行われた。 今大会はパリオリンピック予選大会の最終戦であり、全体の得点の3割以上のポイントが与えられることで、結果次第ではこの一大会でフェーズ1及び上海大会でのビハインドをひっくり返す逆転が可能になる大きなチャンスであり、現在オリンピック代表枠を獲得している選手たちにとってはミスが許されないシビアな戦いとなった。 そして日本からは、上海大会同様に東京オリンピック銀メダリストである開心那、アジアチャンピオンの草木ひなの、そして東京オリンピック金メダリストである四十住さくらをはじめ、「X Games California 2023」の銀メダリストで「WST Dubai」で3位となった期待の新星長谷川瑞穂、そしてアジア大会5位の菅原芽依、国際大会での経験が豊富な中村貴咲の6名が出場した。 海外からは世界ランキングの上位勢が出場者として名を連ね、怪我から復帰した東京オリンピック銅メダリストのスカイ・ブラウン (イギリス)や、上海大会で圧倒的な強さを見せたアリサ・テルー (オーストラリア)などパリオリンピックの本戦でもメダル争いに食い込む選手が決勝へ進出する一方で、前大会の決勝進出者たちや、現在オリンピック代表争いの渦中にいる四十住さくらも準決勝9位であと一歩決勝進出に届かないなど、オリンピック出場権争いを揺るがす波乱の展開に。 そんな本決勝は全43名の出場者の中、予選・準決勝を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストはルビー・リリー (アメリカ合衆国)、ヘイリ・シルヴィオ (フィンランド)、草木ひなの、長谷川瑞穂、スカイ・ブラウン (イギリス)、開心那、ライカ・ベンチュラ (ブラジル)、 アリサ・テルー (オーストラリア)の順となった。
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