インデックス+αをめざす『SMT iPlusシリーズ』、そのパフォーマンスの真髄に迫る
三井住友トラスト・アセットマネジメントは、昨年11月27日に市場インデックスにプラスαの超過収益をめざす「SMT iPlusシリーズ」の運用を開始した。当ファンドのファンドマネジャー柿島啓暢氏(写真:右)に、ウエルスアドバイザー代表取締役社長の朝倉智也(写真:左)が、ファンドの仕組みやパフォーマンス等について聞いた。
◆「SMT iPlusシリーズ」を立ち上げた背景
朝倉 新NISAの開始により、これまで以上にインデックスファンドへの注目が高まっていますが、三井住友トラスト・アセットマネジメントでは、インデックス+αを狙うファンド「SMT iPlusシリーズ」を、昨年11月より運用されています。早速ですがこの「SMT iPlusシリーズ」を立ち上げた背景をお聞かせいただきたいと思います。
柿島氏 当シリーズの立ち上げに至った背景は、投資家にとって真に長期の資産形成に資するファンドを作りたいという想いが強くあったからです。当シリーズは2023年11月27日に設定となりましたが、そのころというのは2024年からスタートする新NISA制度に向けて、多くの投資家が、資産運用に対する考え方、資産のあり方というものについて、真剣に考え始める動きが特に強まっていた時期だと思います。
実際に2024年以降、新NISA制度が始まってからも、ものすごい勢いで投資信託への資金流入が続く中で、やはり多くの投資家が長期で資産形成を行う重要性やそのニーズというものは、継続的に続いていくものと考えております。
その中で、弊社、三井住友トラスト・アセットマネジメントならではの運用力を活かした商品を作りたいという思いが、この度「SMT iPlusシリーズ」という形になりました。
朝倉 私も、このファンドは本当にこれまでにないタイプの商品だなと思っておりました。柿島さんは非常にお若いので、まさに若い世代の目線での課題意識、そして実行力ということで、実現に至ったファンドだと思いますが、何よりも御社の運用力が気になるところです。この点についてお話いただけますか。