インデックス+αをめざす『SMT iPlusシリーズ』、そのパフォーマンスの真髄に迫る
朝倉 非常に頼もしいと思います。
柿島氏 さらにもう一つ、インデックス+αの部分に計上する実績報酬には、最大で年率・税込1.1%という上限を設けておりますので、リターンが出れば出るほど報酬を頂戴するというものではなく、上限を設けることで、基本報酬と合わせても、最大の信託報酬率では一般的なアクティブファンドと同様な水準感で保有できるように設定しております。
また上限があることから、実績報酬獲得のために過度なリスクを負うのではないかという懸念も払拭できるのではないかと考えております。あくまでも長期で安定してリターンを獲得することを目指しています。投資家が注目するコスト面においても、ファンド内で工夫がなされているということです。
朝倉 今のポイントを少し整理しますと、一般的なアクティブファンドと同様の水準ということですが、この1.1%の実績報酬上限に基本報酬0.055%を合わせても最大で1.155%というのは、同様の水準ではなくかなり低い水準ですよね。ですから信託報酬が最大となってもアクティブファンドの中ではかなり低い水準で抑えられているということかと思います。
また、実績報酬型というとリスクを取れば取るほどリターンが獲得でき、獲得できる報酬も大きくなるので、より大きなリスクを取ってしまうような傾向があります。そういった懸念を払拭する為に、実績報酬に上限を設定したというのは非常に素晴らしいポイントだと思います。
ここまでポイントの1つ目と3つ目の低水準の基本報酬と実績報酬についてご説明いただきましたので、ポイントの2点目、インデックス+αのリターンを獲得するという点について、お伺いしたいと思います。これこそファンドマネジャーである柿島さんのまさに腕の見せ所ですね。
◆インデックス+αを目指す運用手法とは
朝倉 私も事前にこの「SMT iPlusシリーズ」のパフォーマンスをチェックさせていただきましたが、基準価額が堅調に推移しているのがよく分かります。ファンドのコンセプトにありますように、インデックス+αのリターンがきっちり出されていて、非常に素晴らしいですね。