インデックス+αをめざす『SMT iPlusシリーズ』、そのパフォーマンスの真髄に迫る
柿島氏 おっしゃる通りだと思います。まずは低水準のインパクトということで、この基本報酬にしています。
◆実績報酬型
朝倉 先ほどの3つのポイントで3番目に挙げていただいた実績報酬型についてお聞かせください。実績報酬を導入している投資信託自体は他にもありますが、あまり投資家にとってはなじみがないですよね。その辺りを詳しく教えていただきたいと思います。
柿島氏 当シリーズは、四半期ごとに運用実績に応じた実績報酬が計上されます。直近四半期のベンチマークに対する年率ベースの超過リターンの税込33%を翌四半期の実績報酬率としています。もっとシンプルに分かりやすく言うと、インデックス+αのリターンが出れば実績報酬をいただき、そのリターンが出なければ実績報酬はゼロ。すなわち基本報酬のみということです。
朝倉 非常に潔いですね。
柿島氏 さらに弊社ではこの実績報酬を計上する際のルール、条件を設けております。まずは、直近四半期のリターンがベンチマークを上回っていること。かつ、設定来のリターンでもベンチマークを上回っていることです。
朝倉 直近の四半期、かつ設定来でも上回るということなので、まさに2つの条件を満たさないといけないということですよね。御社にとっては結構厳しい条件を設定されていると思いますがいかがですか。
柿島氏 まさに運用会社としての「運用力」で勝負する。それだけ弊社としても運用力に自信を持っているというわけです。弊社がより高い報酬を得ようと思えば、より高い投資成果を継続して上げるしかないわけです。
投資家の多くが、アクティブファンドについて「コストが高い」、「インデックスを上回るかも分からない」といった印象を持たれる方が多いと聞いています。弊社としては、そういった懸念を払拭するための仕組みとして、基本報酬を低水準に抑えて実績報酬を導入したということです。
実績報酬というものはまだまだ馴染みが薄いかもしれませんが、弊社としては、投資家と同じ方向を向いて運用していく姿勢を表したものと考えています。