「就活でバイトができないから生活費が苦しい」と言う大学生の息子…学費と家賃は負担しているのですが、さらに援助すべきでしょうか?
アルバイトで稼いでいた金額を参考に支援するのもひとつの方法
支援すべき金額が分からない場合は、就職活動前のアルバイト収入を参考にするのもよいでしょう。 厚生労働省によると、令和5年度の東京都の最低賃金時間額は1113円です。就職活動前は週に2日、1日あたり5時間アルバイトをしていた場合、月(4週間)で4万4520円以上を稼いでいたことになります。 このように「どのくらいアルバイトの時間が減ったのか」を聞くことで、おおよその収入を把握できるため、支援金額の参考にしましょう。
アルバイトができないと月4~5万円程度の生活費が不足する可能性があるため、援助を検討した方がよい
一人暮らしをしている大学生の中には、アルバイトをして生活費の一部を賄っている人もいるでしょう。「学費と家賃は親から仕送りしてもらっていて、残りの生活費にはアルバイトで稼いだお金を充てている」というケースもあるかもしれません。 しかし、就職活動が本格化してくるとアルバイトをする時間がなくなり、仕送りだけでは生活費が不足する可能性があります。大学生の生活費の平均をみてみると「食費」「保健衛生費」「その他の日常費」など生活に必要な費用が月に4万円ほど足りなくなることが考えられるため、これに光熱費の金額を足したお金を援助する必要があるでしょう。 アルバイトができない間だけでも、学費と家賃以外の生活費をいくら援助すればよいのか、子どもと話し合っておくとよいでしょう。 出典 独立行政法人 日本学生支援機構 令和4年度 学生生活調査結果 IV.集計表 1-1表 居住形態別・収入平均額及び学生生活費の内訳(大学学部・昼間部)(49ページ) 厚生労働省 地域別最低賃金の全国一覧 令和5年度地域別最低賃金改定状況 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部