オスプレイ再開、普天間を飛行 説明不足に反発必至
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場で14日午前8時50分ごろ、輸送機MV22オスプレイ1機が離陸、市街地上空を飛行した。米軍は昨年11月に起きた鹿児島県・屋久島沖での墜落事故後、世界中でオスプレイ全機種の飛行を停止していたが、日本国内での運用を再開した形だ。墜落事故の原因は詳細が明らかにされておらず、配備先の自治体を中心に反発が高まることは必至だ。 普天間飛行場では14日早朝から、数人の米軍関係者が機体の整備に当たった。午前8時半ごろ、数機のプロペラが回り始め、その後、1機が離陸。1分ほどホバリングした後に高度を上げ、飛び去った。午前9時過ぎにもさらに1機が離陸した。 オスプレイを導入している陸上自衛隊も屋久島沖の事故後、飛行を見合わせたが、14日以降、順次再開する。 在日米軍は普天間に海兵隊のMV22を24機と、東京都の横田基地に空軍のCV22を5機、陸自は千葉県の木更津駐屯地にV22を14機配備している。