『パイレーツ・オブ・カリビアン』出演女優(39歳)「痩せすぎ」「摂食障害」と言われ続けた過去を振り返る|他人の体型にコメントするリスク
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ベッカムに恋して』など、10代の頃からエンタメ業界で活躍している俳優のキーラ・ナイトレイ(39歳)。先日あるインタビューに応じた彼女は、キャリア初期に体重に関する絶え間ない憶測をされたこと、摂食障害であるという噂にどう対処してきたかを明かした。 【写真】「痩せすぎ」「拒食症」と言われ続けた当時のキーラ・ナイトレイの姿
摂食障害と疑われ続けたキャリア初期
2003年公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』でエリザベス・スワン役に抜擢され、10代にしてハリウッドスターの仲間入りを果たしたキーラ・ナイトレイ。2005年公開の映画『プライドと偏見』では、アカデミー主演女優賞にもノミネートされている。 若くして名声を手にしたキーラだが、その後はタブロイド紙からしつこく追い回されていたよう。11月23日の『The Times』のインタビューでは、彼女の体型についての絶え間ない憶測や摂食障害であると噂されていたことについて、こう明かした。 「自分が摂食障害ではないことはわかっていました。ちゃんと食べていましたから。典型的なトラウマのように、記憶を消し去ったので覚えていないんです。けれど今でも公の場でいじめを受けたのだと、ふとしたことで思い出したりもします。当時私がまだ若かったことを考えれば、私の心の一部となってしまったのはいうまでもないはずです」
他人の体型についてコメントすべきでない理由
セレブたちの体型の変化はもちろん、身近な人に対して「痩せた?」「太った?」などとコメントすることで相手を傷つける可能性があり、摂食障害だとありもしない噂を報道されたキーラのように、精神的につらい経験となってしまうことも。 フィットネスに関する情報を発信する「Fit Rated」が1,000人以上のアメリカ人を対象に行なった調査では、10代の女子の約94%、男子の約64%が他人から体型を辱められた経験があるという。さらに、女性の約 63%が母親から体型を批判されたことがあると答え、約62%が友人から体型について非難されたことがあるとも回答している。 「痩せた」「痩せている」という言葉は、“褒め言葉”として使っている人が多いものの、実際に摂食障害に悩んでいたり、何かしらの病気やストレスと闘っている可能性も。どんなことを経験しているか、どんな不安を抱えているかは本人にしかわからないため、体型についてのコメントは避けるべきである。