「みっともない女と一緒にするな!」「台所洗剤を飲み干し…」家族4人殺し・毒殺夫婦の「異様な家族風景」
「みっともない女と一緒にするな」
「突然、健一から『大問題が起きた。妻が自宅に放火して、逮捕された』と聞かされました。原因は夫婦がよく行くスパでの出来事でした。そこへ遊びに行く際、いつも健一が志保の下着を用意していたんですが、その時は手違いで上下の色が違っていた。それに志保が腹を立てた。彼女は健一に対して『私をそこらへんのみっともない女と一緒にするな!』と言い放ったそうです。そこから夫婦喧嘩に発展し、志保が自宅に火をつけたそう。 煙を見た近所の住民が通報し、自宅周辺は消防車や救急車が押し寄せる大騒ぎとなりました。その時、志保は警察から捕まりたくない気持ちからか、マンション内を逃げ回っていた。幸い、子供たちは車の中にいて無事でした。あとから志保は割りばしを使って、簡易の発火装置を作り、火を放ったと知りました」 この一件により、志保は警察によって逮捕。一家には児童相談所が介入し、美輝ちゃんを含めたら子供らを保護するに至ったという。 しかし、ここでも元役員は健一と志保という異様な夫婦関係を目の当たりにする。
「もうすぐ出れるからね」
「健一から『志保の面会に行くから一緒に来てほしい』と頼まれて同行しました。その時はさすがの志保も大人しくしていました。ただ面会中も夫婦の間で子供の話は一切出ず、健一が彼女に『もうすぐ出れるからね。待っててね』と声をかけていました。放火の件では弁護士の働きもあって不起訴になりましたが、内心では『この夫婦、やっぱりズレてる』と感じていました。子供たちが児相に保護されてからは健一とはよく一緒にご飯を食べました。妻も拘留中でいないし、寂しかったんだと思います。 次第に健一は『志保と離婚したいと思ってる』と打ち明けるようになった。その際、『昔からよく志保とは喧嘩ばかりして、ずっと離婚したいと思っていた。志保は発狂すると手がつけられなくなって、過去にも救急車を読んだり、警察沙汰になることが19回あった』と言っていました。具体的には、志保が錯乱して家を飛び出し、警察に保護されたこと。彼女が家にあった台所洗剤を飲み干して救急車を呼んだこともあったそう。 私も『放火の事件をきっかけに離婚することは可能だから、子供のことをちゃんと面倒見れるなら離婚するのも一つの方法だよ』と彼に伝えた。でも彼が言ったのは子供の心配ではなく『もう一度再婚できる自信がないから離婚は難しい』という悩みでした。さすがに『子供が第一優先でしょう。あなたは資産があるから子供の養育費はなんとかなるし、ちゃんと真剣に再婚相手を探せば見つかるよ』と釘を刺しましたが、彼は『自信がない』と一辺倒。それも子供3人いるから再婚できないという心配ではなく、単に自分が再婚できないと言ってのけた。さすがに呆れるしかなかった」