親が認知症になると、親のお金は使えない!? 対処法は? 漫画「教えて! ソーゾク博士」
認知症に伴う財産管理は弁護士や司法書士に相談を
認知症に伴う財産凍結のリスクや、その対処法についての説明を聞いて、「難しそうだけど、なんとなくわかった!」と納得顔の桃ちゃんに対し、「最後に・・・」とソーゾク博士は話を続けます。 「大切なのは、事前に家族で話し合い、合意を得ながら進めることです」 たとえば、青治さんが認知症になった後のお金の管理を桃ちゃんに任せるような家族信託を結んだ場合、事前に葉介さんの合意も得ていたほうがよいでしょう。葉介さんの知らぬ間にそんな契約が結ばれていたら、葉介さんも納得できないかもしれません。 認知症に伴う財産管理の対策としては、生前贈与から遺言書の作成、家族信託など様々な方法があり、それぞれにメリットもデメリットもあります。 しかし、一般の人にはその仕組みを理解するだけでも難しく、自分たち家族にとって最適な方法が何かについて判断するのは容易ではありません。利用のための手続きも煩雑であるため、弁護士や司法書士ら専門家に一度相談してみることをお勧めします。 (記事は2024年10月1日時点の情報に基づいています)
記事監修:赤ネコ(弁護士・漫画家)