ランチは昨晩の残り物を入れた自作弁当…〈手取り37万円〉47歳サラリーマン、昼に〈2,000円ランチ〉を楽しむ「エリートサラリーマン」に恨み節
物価高は止まらず、給与は上がらず……そんな状況のなか、急にお弁当男子が増えたり、コンビニで安く済ませたりと、サラリーマンのランチ事情は様変わり。なかには、涙ぐましい努力をしている人もいるようです。 ▼【早見表】年収別「手取り金額」…150万~2,000万円まで「こんなに天引きされているんだ!」が早分かり
昔はワンコインだったが…1,000円を超えるランチ事情
株式会社 エミリスが既婚男女に対して行った『お金に関する夫婦喧嘩についてアンケート調査』によると、「お金に関して夫婦喧嘩することがある?」と質問したところ、「ある」が59.6%。その原因として最も多かったのが「金銭感覚の違い」で44.2%。「生活が苦しい」9.6%、「お小遣いの額」8.0%、「家計の負担割合」7.0%と続きました。 【金銭感覚の違いで夫婦喧嘩経験者の声】 ・お金の使い方や貯蓄に対する考え方の違いから、ストレスや不満が生まれる(30代 女性) ・お小遣いの使い道です。私からすると夫はどうでもいいことにお金をかけているように見えるので、よく考えて使ってほしいと伝えると喧嘩になります(40代 女性) ・子どもの学費等は気にするくせに、自分はコンサートなどに度々行っているので、金銭感覚について問い正すことがある(50代 男性) お金に関する夫婦喧嘩について「わかる、わかる」と語る佐藤大輔さん(仮名・47歳)。 ――以前、昼食代が500円だったんですけど、「それじゃやっていけない!」と訴えたら、そこから大喧嘩になりました 佐藤さん、昼食代を500円として1ヵ月1万円と換算。そして1週間に1度飲みに出かけるとして、1回5,000円。プラス1万円して「1ヵ月のお小遣いは4万円」とされてきました。確かに、10年ほど前であれば、あちらこちらでワンコインランチが行われていたり、牛丼も1杯500円以内だったり。500円あれば、100円コーヒーも飲めるという世界でしたが、最近の物価高ではとても無理。 総務省統計局『小売物価統計調査』によると、今年10月、牛丼(外食)1杯の価格は全国平均540円。2021年8月に444円でしたが、以降徐々に価格は上昇し、2023年4月に500円の大台を突破しました。 同じく、サラリーマンの昼食の定番であるラーメン(中華そば)は全国平均690円。2019年9月に580円でしたが、一気に600円を突破。さらに世界的な小麦価格の上昇により、この2年ほどは右肩上がりです。 ――いまどき、1,000円を超えるランチも珍しくない。だから小遣いを上げろといったのですが、「じゃあそれだけ給与は増えているんですか?」と言われて、ぐうの音もでない
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