慶応卒のエリートの子を「計画妊娠」した、37歳の専業主婦が「ハイスぺ婚」に絶望したワケ…こんなハズじゃなかった
夫と「一緒に居てもつまらない」
「学歴・職歴なしの私が周囲から羨ましいと思われるには、専業主婦の道しかないと思いました。ですが実際のところ、お小遣いは1万円もないし、友達と遊ぶのも気軽にできません。いつも自宅で掃除と子育て、すごくつまらないです。習い事とか良い食材でお料理とか出来ると思っていたけれど、年収600万円じゃ無理なんですね。 40歳手前になった今でも、学歴コンプレックスがなくなりません。あの時浪人していれば、もっと受験勉強を頑張っていれば人生が変わったかもしれません。 夫とは不仲ではないですが、一緒に居てもつまらないです。旅行も滅多に行かなくて公園ばかり。外食も回転すしばかりですよ。夫と結婚したことを後悔することも少なくありません」 サツキさんは自分が学歴で苦労したことを子どもにはさせたくないとの思いから、現在中学校受験に向けて気合いを入れているという。狙うのは都内の偏差値70超えの学校。勉強を教えているのはサツキさんだ。 最初のうちは一生懸命に教えていたものの、徐々に内容も難しくなり、どうやって解説したらいいのか悩むことが増えたので、解答を見て丸付けだけしているとのことだった。 「夫の遺伝子はいいはずなので、子どもは難関中学に合格できると思います。私みたいな学歴コンプにグチグチ言われたくないでしょうし」 多かれ少なかれ誰もが学歴に対して様々な想いを持っている。しかしあまりにも学歴至上主義になりすぎてしまうのはいかがなものかと思う。その人の内面に目を向けることも、人生を豊かに過ごしていくにあたって大切なことである。 吉田みくさんの連載、<40代「セレブ妻」が絶句…息子を「インターナショナルスクール」に入れたら「地獄」が待っていた>も引き続きどうぞ。
吉田 みく(ライター)